本マニュアルを参照しても、Navigatorのトラブルの対処が分からない場合、Navigatorのログの採取を行います。
ログの採取方法
Navigatorのログの採取方法について説明します。
注)サーバ側のログです。クライアントにはログ採取機能はありません。
1.環境変数の設定
Navigatorの環境設定ファイルに以下の環境変数を設定します。
RN_LOG_DIRECTORY=<ディレクトリ名> |
各環境変数について、説明します。
RN_LOG_DIRECTORY=<ディレクトリ名> |
情報を出力するディレクトリを指定します。
<ディレクトリ名>に指定するディレクトリについて、以下のことをあらかじめ確認してください。
指定するディレクトリが存在している
指定するディレクトリへの書き込みが可能
指定するディレクトリに空き容量がある
設定例:
RN_LOG_DIRECTORY=f:\temp (Windowsサーバの場合) |
RN_LOG_DIRECTORY=/tmp (UNIXの場合) |
RN_LOG_DUMP=YES |
情報をRN_LOG_DIRECTORYに指定したディレクトリに出力します。
2.Navigatorサーバの再接続
Navigatorの環境設定ファイルに設定した内容は、Navigatorサーバを接続したときに有効になります。Navigatorサーバが接続中のときは、一度接続を切断してから接続します。
3.事象の再現
トラブルが発生した事象を再現します。
同一のユーザ名を複数同時利用している場合、情報が正しく出力されません。同一のユーザ名を複数同時利用しない状態で、事象の再現を行ってください。
4.ファイルの確認
環境変数RN_LOG_DIRECTORYに指定したディレクトリに、以下の名前でエラー情報を出力するファイルが作成されます。
KvrcD_<ユーザ名>.log |
<ユーザ名>の部分はNavigatorのユーザ名です。
例:ユーザ名がnaviadmの場合、ファイル名は以下の名前になります。
KvrcD_naviadm.log |
5.環境変数を戻す
作業1.で指定した環境変数RN_LOG_DIRECTORYとRN_LOG_DUMPの指定を削除します。
指定した状態でNavigatorを利用すると常にログが採取され、ファイルシステムの圧迫やレスポンスの低下を招くことがありますので必ず削除してください。
6.ログファイルの送付
採取したログファイルは、富士通技術員へトラブル連絡をする際に送付してください。