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Interstage Navigator ServerV9.6.0 ユーザーズガイド(Windowsクライアント編)
FUJITSU Software

3.10 Unicodeデータの明細データ表を作る

Unicodeデータを明細表示するための機能です。本機能を使用すると、ExcelワークシートがNavigator Windowsクライアントのサブウィンドウとして表示され、Excelのワークシート上にUnicodeの明細データが表示されます。

本機能を利用するためには、管理者による環境設定が必要となります。

また、Navigator Windowsクライアントを実行するPCに、Excelをインストールしておく必要があります。Excelがインストールされていない場合、通常の表示方法で明細データが表示されます。その時、データはShift-JISに変換されて表示されますが、Shift-JIS範囲外の文字は下線(_)に置き換えることができます。

作成手順を以下に示します。

  1. [レイアウトの指定]画面の表示

    [ファイル]-[新規作成]-[問い合わせ表]を選択します。

    →[レイアウトの指定]画面が表示されます。


  2. レポートイメージの設定

    [表の種類]コンボボックスで[明細データ]を選択します。


  3. 問い合わせ結果の表示

    [OK]ボタンを押して問い合わせを実行します。

    →Unicodeのデータが以下のように表示されます。


注意

  • 本機能は辞書データベースおよび問い合わせ対象のテーブルがSymfowareおよびOracleで、データベースの文字コードがUnicodeの場合に利用可能です。

  • 本機能は問い合わせ結果をExcelで表示する機能を利用しています。

  • 本機能は表の種類が明細データの場合に利用できます。

  • 集計表、および明細表はShift-JISの範囲内での利用をすることができます。また、明細データの場合も含め、管理ポイントや条件指定はShift-JISの範囲内での利用となります。Shift-JIS範囲外の文字は、下線(_)に置き換えられます。

    • Shift-JISに変換できない文字がデータに含まれる場合、明細表、および集計表で下線に置き換わったデータで集計、および表示が行われます。

    • スキーマ名、テーブル名、項目名などの資源名にShift-JISに変換できない文字が含まれている場合、下線に置き換わった名前として登録されるため、問い合わせに利用できません。

    • カテゴリ型管理ポイントを作成する場合、Shift-JISに変換できない文字は下線に置きえられて[カテゴリの編集]画面の[未区分一覧]リストボックスに表示されます。下線に置き換わったデータを登録しても、問い合わせではヒットしません。

    • 注釈、カテゴリ名、条件などGUIから入力する文字コードはShift-JISであるため、Shift-JIS範囲外の文字は扱えません。

    • マスタ型や全値型管理ポイント(データ項目を表側/表頭に置いたものも含む)の作成元データにShift-JISに変換できない文字が含まれる場合、カテゴリを読み込んでデータの並び順や条件を設定しても、Shift-JISに変換できない文字を含むデータは問い合わせでヒットしません。

  • 本機能を使用して明細データを表示した場合、問い合わせ結果をExcelで表示する機能で使用できなくなるコマンドに合わせ、以下のコマンドが使用できなくなります。

    • [問い合わせ表]メニュー

      • 「テーブルに出力」コマンド

      • 「イベントアナライザ」コマンド

    • [データマート生成]メニュー下のコマンド

    • [ツール]メニュー(Excelの「ツール」メニューとの区別のため、メニュー名が「ツール(Navigator)」になります)

      • 「Visualminer」コマンド

    また、Excelのユーザ設定により、Excelのコマンド、メニューをカスタマイズしている場合は、本機能の使用時にコマンドが正しく使用できない場合があります。

  • 本機能を使用している場合、「集計値をファイルに保存」コマンドでは、HTML形式だけが選択することができます。

  • 「名前を付けて保存(Excel)」コマンドからはExcelの[名前を付けて保存]画面が呼び出されます。保存するファイルの形式によっては文字コードが変換されますので注意してください。

    例えば、Excelブック(*.xlsx)形式などはUnicodeのまま保存されますが、CSV(*.csv)形式などはShift-JISに変換されます。変換できない文字は、Excelの仕様に依存して特定の文字に変換されます。

  • OAツールからNavigatorのアドイン機能、およびマクロを使用してUnicode明細データの問い合わせ結果を表示することはできません。