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Interstage Navigator ServerV9.6.0 管理者ガイド(辞書管理ツール編)(Enterprise Edition用)
FUJITSU Software

8.4 個人のテーブルの見積もり

クォータ情報のテーブルサイズは、以下の計算式に従い算出します。

テーブルサイズ、および制限値の単位はバイトです。

  

Symfoware/RDB

計算式

テーブルサイズ = (レコード数/((ページサイズ*1024-94)/レコード長)+2)*ページサイズ*1024

  

ページサイズは以下の値を採用します。

レコード長≦930の場合

1

レコード長≦1954の場合

2

レコード長≦4002の場合

4

レコード長≦8098の場合

8

レコード長≦16290の場合

16

レコード長≦32674の場合

32

  

レコード長は以下の計算式により算出します。

テーブルサイズが4096に満たない場合、テーブルサイズの値は4096に補正します。
テーブルサイズがページサイズの2048倍に満たない場合、テーブルサイズの値はページサイズの2048倍の値に補正します。

  

レコード長の制限値

制限値 = 32674

  

計算中の割り算の結果は、すべて小数点以下を切り捨てます。

  

Oracle

計算式

テーブルサイズ = ([レコード数/([([(ブロックサイズ-172)*(1-PCTFREE/100)]+)/(レコード長+10)]-)]+)*ブロックサイズ

  

※[] +:小数点以下切上げ、[] -:小数点以下切捨て

  

レコード長は以下の計算式により算出します。

レコード長 = 各列の長さの合計

  

各列の長さは以下の値を採用します。

CHAR

定義長+3バイト

VARCHAR2

定義長+3バイト

NUMBER

21+3バイト

DATE

7+3バイト

その他

定義長+3バイト

  

ブロックサイズは初期値=2048とし、以下の環境変数で値を変更することが可能です。

RN_ORACLE_ESTIMATE_BLOCKSIZE = <ブロックサイズ(バイト)>

ただしブロックサイズは以下の範囲内で指定してください。(範囲外の値が指定された場合、初期値を採用します。)
  2048≦ブロックサイズ

  

PCTFREE(現行ブロック更新のために確保する領域の割合)は初期値=10とし、以下の環境変数で値を変更することが可能です。

RN_ORACLE_ESTIMATE_PCTFREE = <割合値(%)>

ただしPCTFREEは以下の範囲内で指定してください。(範囲外の値が指定された場合、初期値を採用します。)
  0≦PCTFREE≦50

  

レコード長の制限値

制限値 = ([(ブロックサイズ-172)*(1-PCTFREE/100)]+)-10

初期値の場合は1679

  

SQL Server

計算式

テーブルサイズ = 8192*レコード数/ページあたりレコード数

  

ページあたりレコード数は以下の計算式により算出します。

ページあたりレコード数 = 8096/レコード長

  

レコード長は以下の計算式により算出します。

レコード長 = 固定長列の合計長+可変長列の定義サイズ合計長+列数*2+(列数+7)/8+10

  

レコード長の制限値

制限値 = 8096

  

計算中の割り算の結果は、すべて小数点以下を切り捨てます。

注意

本計算式はNavigatorがDBMSに格納するテーブルのサイズを見積もるために概算するもので、DBMS上の実際に格納されるサイズとは異なります。