Navigatorサーバを分散するために、IPCOMを設置します。
必要なIPCOMの設定値を以下に示します。それぞれ設定してください。
利用できるIPCOMの変換方式
利用できるIPCOMの変換方式の対応表を以下に示します。
Navigatorの種類 | MACアドレス変換方式(※) | IPアドレス変換方式 |
---|---|---|
Windows版 | ○ | ○ |
Solairs版 | ○ | ○ |
Linux版 | × | ○ |
※:並列型配置も含む
接続維持方式
Navigatorサーバへの接続は、セッションが終了するまで接続が維持されます。そのため、Navigatorサーバの分散に対する接続維持方式は指定する必要はありません。
分散方式
分散方式は、ラウンドロビンによる静的な振り分け方式を選択してください。
ただし、特定のクライアントから、大量データの問い合わせなど、リソースを占有するような操作を行う可能性がある場合は、リソースの使用率に応じた分散方式を選択してください。
その他の設定
WebサーバおよびNavigator管理ツールから、NavigatorサーバのIPアドレスおよびポートに対し直接接続できるようにする必要があります。
NavigatorサーバのIPアドレスが参照できない場合
負荷分散装置の機能でNavigatorサーバのIPアドレスを参照できるようにする必要があります。詳細は、使用している負荷分散装置のマニュアルを参照してください。
負荷分散装置が特定のポートのみ通過させる場合
Navigatorサーバでは、WebサーバまたはNavigator管理ツールから2つのポートを使用し通信をします。セッションの確立や監視用に使用するポート(デフォルトでは30001)およびデータを転送するためのポートを通過するようにしてください。