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Big Data Integration ServerV1.4.0 検索編用語集
FUJITSU Software

用語集

アプリケーションを配置するサーバ

Shunsakuを利用するためのアプリケーションを配置するサーバです。
このサーバには、ShunsakuのAPIをインストールします。
アプリケーションは、このAPIを利用することによりShunsakuの検索および更新をすることができます。

一意性制約

データベースにおける表または列の制約の1つです。
列または列の組合せに対して同じ値をもつ行が、表中に複数あってはならないという制約です。

エスケープ文字

“ . ”、“ \ ”、“ " ”または“ ' ”などの文字は検索式において特別な意味を持ち、そのままでは、検索時にそれらの文字そのものとして照合されません。
エスケープ文字は、これらの特殊文字を照合対象の文字として認識させるためのものです。
特殊文字を照合対象の文字として認識させるには、それらの前に、エスケープ文字を付加します。

エスケープ文字は、“\”です。

オペレーションログファイル

Shunsakuの更新操作を更新ログデータとして蓄積するファイルです。
オペレーションログファイルには、最後にバックアップした時点から現時点までの更新ログデータが蓄積されています。

可用性

システムの壊れにくさのことで、情報資産が定められた方法でいつでも利用できるようにすることです。
可用性は、正当な権限を持つ者が、情報資産へのアクセスを継続できることの保証をしています。

共用メモリ

プロセス間で相互に参照が可能なメモリ領域のことです。

検索条件パス指定ファイル

XML文書中の検索対象外の要素ノードまたは、検索対象の要素ノードをパス式で指定するファイルです。

クラス

「もの」を属性と振る舞いなどでカプセル化して定義したものです。

クラスタシステム

複数の相互に独立したコンピュータシステムが、あたかも1つのシステムであるかのように協調作業を行うシステムのことです。

グルーピング

検索式で“ () ”を使用することです。検索処理の優先順位を決めることができます。

グループキー

集計を行う場合に、検索条件に一致したXML文書をグループ化するためのキーです。

検索式

“ある条件を満たすXML文書”を検索するための条件を表現したものです。

検索式ファイル

shundexportコマンドで、抽出を行う条件である検索式を記述したファイルのことです。

更新ログデータ

Shunsakuのデータを更新すると、オペレーションログファイルに書き出されるデータです。

コネクション

アプリケーションとShunsakuとの間を結んだ接続関係のことです。

コネクションハンドル

コネクションの確立または切断の操作を行い、接続情報を保持するものです。

コミット

処理中のトランザクションのデータ操作に対し、すべての変更を有効にすることです。

コンダクタ制御情報

レコード識別子と合わせて使用し、Shunsakuに格納されたレコードを一意に特定する情報のことです。

サーチサーバ

searcherが配置されたサーバです。

サーチデータ

directorからsearcherに配布された検索用データのことです。
サーチデータは、サーチサーバのメモリに展開されます。

サーチデータのオーバーフロー制御機能

Shunsakuが扱う検索対象の全データのうち、メモリ容量以上のデータをサーチサーバのディスク上に展開する機能です。

サーチデータファイル

サーチサーバのディスク上に展開されたデータを保持するファイルのことです。

差分データ

初期データ抽出後、データベース上のデータが更新され、初期データと差分が生じた場合のデータのことです。

差分ログファイル

directorへ抽出データを取り込んだ後、データベースのデータが更新された場合に生じる差分データを格納したファイルです。

システム用動作環境ファイル

Shunsakuシステムの運用全体に関係する動作環境を定義するファイルです。

自動コミット

1つのデータ操作、つまりAPIの呼出しごとにトランザクションの開始と終了をShunsakuが自動的に行うことです。

縮退

異常が発生したsearcherのサーチデータを、残りのsearcherに配布し、データ検索および更新を継続可能とする機能です。

手動コミット

アプリケーションがコミット用のAPIを実行して、コミットを行うことです。

初期データ

初回の抽出または検索用データの再作成時の抽出データのことです。

スレッドセーフ

マルチスレッド環境で、ライブラリやプログラム、クラスなどが複数のスレッドから同時に利用されても正常に動作することです。

整形式のXML文書(well-formed XMLdocument)

XML文書の仕様に準拠するための最低限の基準を満たした文書のことです。

  • ルート要素が1つだけ存在する

  • 開始タグがあれば、必ず終了タグが存在する

  • タグの入れ子が正しく記述されている

性能ログ

Shunsakuの各プロセス(conductor、director、searcher、sorter)の性能情報の記録です。

ソートキー

大量データのソート処理要件に対して、ソート対象となる情報のことです。

ソートサーバ

sorterが配置されたサーバです。

ソート式

検索結果をソートまたは集計するためのキーを表現したものです。

属性式

属性式とは、パス式で示すXML文書中の特定の要素ノードの属性ノードの値を示すための記述です。

ダイレクトアクセス

XML文書を一意に特定するキー情報(ダイレクトアクセスキー)を使って、XML文書の検索(ダイレクト検索)、更新(ダイレクト更新)、削除(ダイレクト削除)を行う機能です。

ダイレクトアクセスキー

XML文書中に存在する一意性が保証された要素ノードのことです。
ダイレクトアクセス機能で、操作対象のXML文書を特定するのに利用します。

ダイレクトアクセスキー対象要素

ダイレクトアクセスを行う場合にアプリケーションで指定するダイレクトアクセスキーの値のことです。
ダイレクトアクセスキー名で指定された要素ノードの値を指定し、ダイレクトアクセスする要素を特定します。

ダイレクトアクセスキー定義ファイル

ダイレクトアクセスキーと任意の名称(ダイレクトアクセスキー名)を対応づけるファイルです。ダイレクトアクセスを行う場合、APIでダイレクトアクセスキー名を指定します。

抽出データファイル

データベース上に存在するXML形式のデータから抽出したデータを格納しているファイルです。

ディスク検索

Shunsakuが扱う検索対象の全データを、サーチサーバのディスク上に展開する機能です。

ディレクタサーバ

conductor、directorおよびsorterが配置されたサーバです。
追加したdirectorだけを配置したサーバも、ディレクタサーバと呼びます。

ディレクタデータ

XML文書をShunsaku内部で管理する形式に変換したデータのことです。

ディレクタデータファイル

directorに取り込まれたデータを保持するファイルのことです。

データ操作ハンドル

データの検索およびデータの更新を実行し、検索した結果を保持するものです。

データベースサーバ

Shunsakuと連携させるデータベースが配置されたサーバです。

テキスト式

テキスト式とは、パス式で示すXML文書中の特定の要素ノード直下のテキストノードの値(文字列)を指すための記述です。

動作ログ

Shunsakuの各プロセス(conductor、director、searcher、sorter)の動作履歴です。Shunsakuの各プロセスが出力するエラーの事象のメッセージや通知情報が記録されます。

トランザクション

一連のデータ操作の一貫性を保証する単位のことです。
Shunsakuでは、1つのトランザクションを構成する一連のデータ変更がすべて有効となるか、すべて無効となるように制御します。

ノード

XML文書でのツリー構造において、木の節(ふし)にあたる部分で要素やその内容を示します。

パス

取り出す対象となるノードや、絞込み条件を指定する対象となるノードを指定するための記述のことです。

パス式

パス式とは、XMLノードツリー中の特定のノードまたはノードの集合を指すための記述です。
絞込み条件の対象となるノードを指定します。

バックアップ

ディスク破壊などによるデータの消失に備えて、Shunsakuの運用に必要なデータを保存することです。

ビルド

定義した内容から、実行形式のファイルを作成することです。
ビルドするときには定義内容に矛盾がないかどうかもチェックされます。

フィルタ

検索式において、XML文書の要素が特定の条件を満たすことを指示する部分のことです。

フェイルオーバ

サーバに障害が発生した場合に、待機中のサーバがデータや処理を引き継ぐ機能です。
Shunsakuでは、ディレクタサーバとサーチサーバにおいて機能します。

フラグメンテーション

ファイルの断片化のことです。
断片化とは、本来固まって存在するべきデータが分散して存在する状況のことです。
Shunsakuでは、更新途中での処理の取消しやデータの削除により発生します。

フラグメンテーション率

ファイルの断片化率のことです。
Shunsakuでは、ディレクタデータファイルまたはサーチデータファイルにおける不要領域の割合を示します。
フラグメンテーション率が高い場合には、ディレクタデータファイルまたはサーチデータファイルの最適化によりフラグメンテーションを解消します。

プレソート

事前に登録されたソートキーによるソート処理をShunsakuシステム起動時に実施し、そのソート結果をdirectorのメモリ上に展開しておくことで、事前に登録されたソートキーに対して高速にソート結果を返却する機能です。

プレソート定義ファイル

事前にソートしておくためのソート式を指定するファイルです。

マルチサーバ

サーバへの負荷を分散し、効率的に運用を進めていくために、director、searcherおよびsorterを別サーバに配置する運用形態のことです。

メモリ検索

Shunsakuが扱う検索対象の全データをサーチサーバのメモリ上に展開する機能です。

モニタリング

Shunsakuの運用情報、設定情報(動作環境)およびコネクション情報を監視することです。

リカバリ

Shunsakuの運用中に異常が発生した場合に、バックアップしたデータやオペレーションログファイルを使い運用を再開できる状態に復旧することです。

リターン式

ある検索条件を満たしたデータの中から、特定の要素だけを抜き出したり、集計したりするためにデータの取り出し形式を表現したものです。

レコードID

コンダクタ制御情報とレコード識別子の2つを合わせた総称です。
Shunsakuに格納されたレコードを、一意に特定するためのIDです。

レコード識別子

Shunsakuのレコードを一意に特定できる識別子のことです。

ローカルメモリ

プロセス内で使用するメモリ領域のことです。

ロールバック

処理中のトランザクションのデータ操作に対し、すべての変更を取り消すことです。

ワード検索

英文のXML文書を対象として検索します。
単語の区切り文字を意識して検索することができます。

APIスナップ機能

APIを利用したアプリケーションを開発する際のデバッグ情報です。
APIの各種入出力情報のロギングを行います。

API用動作環境ファイル

アプリケーションを運用するための動作環境を定義するファイルです。

BLOB(Binary Large OBject)データ

バイナリ属性のデータを格納する列のデータ型をBLOB型と呼びます。
BLOB型のカラムに格納したXML文書をBLOBデータと定義しています。

conductor

directorの管理、アプリケーションからの要求の受け付け、およびdirectorやsorterへの要求の発行を行うプロセスです。

conductor識別子

conductorの動作環境を区別するための名前です。

conductor用性能ログファイル

conductorの性能情報を保持するファイルです。

conductor用動作環境ファイル

conductorを運用するための動作環境を定義するファイルです。

conductor用動作ログファイル

conductorの動作履歴を保持するファイルです。

director

searcherの管理/データ管理を行うプロセスです。

director識別子

directorの動作環境を区別するための名前です。

director用性能ログファイル

directorの性能情報を保持するファイルです。

director用動作環境ファイル

directorを運用するための動作環境を定義するファイルです。

director用動作ログファイル

directorの動作履歴を保持するファイルです。

DocumentFountain

XML文書を取得するためのインタフェースです。

DOM(Document Object Model)

XML文書のオブジェクトモデルと、プラットフォームや言語に依存しないインタフェースを定義した仕様です。
XML文書を1つの木構造に変換します。

Domain

Shunsaku Fileの構成要素の1つです。複数のFileをまとめたものをDomainと呼びます。

File

Shunsaku Fileの構成要素の1つです。
directorが持つ検索対象のデータをまとめたものをFileと呼びます。

Framework Suite

J2EEアプリケーション設計ガイドに基づいたアプリケーション・フレームワークのことです。
アプリケーションサーバの機能を有効に活用したアプリケーションを短期間に効率良く開発することができます。

HA(High Availability)

ハードウェア障害やソフトウェア障害など不測の事態が発生した場合のシステムダウンなどに備え、システムを二重化して可用性を向上させることです。

Java

プラットフォーム(OS、CPU)に依存しないアプリケーションの開発を目的として、Sun Microsystems社によって提唱された、汎用のオブジェクト指向インタプリタ言語です。また、Java言語で記述されたアプリケーションの実行環境全体を指すこともあります。

Javaアプリケーション

Javaで開発され、パソコンまたはサーバにプレインストールされて実行されるプログラムのことです。マシンにビルドされた実行環境のもとで実行されます。

JDBC(Java DataBase Connectivity)

JavaプログラムからリレーショナルデータベースへアクセスするためのAPIです。

JDBCドライバ

JDBC経由で個々のデータベースにアクセスするためのドライバです。

JSP(Java Server Pages)

HTMLファイルの内部にWebサーバ上で実行されるアクション定義やスクリプト定義をもつ動的Webページのことです。

PRIMECLUSTER

富士通株式会社が提供するソフトウェアの名称です。
高信頼、高可用技術とクラスタリング技術を結集した基盤ソフトウェアです。

ResultSet

SQLにより取得した結果を格納するオブジェクトです。

SAX(Simple API for XML)

アプリケーションが、XML文書の解釈や検証を行うXMLプロセッサを利用する際に使うAPIです。
XML文書を先頭から1行ずつ順に読み込み、要素が現れるたびに、対応する処理手順を呼び出します。

searcher

検索処理を実行するプロセスです。

searcher識別子

searcherの動作環境を区別するための名前です。

searcher用性能ログファイル

searcherの性能情報を保持するファイルです。

searcher用動作環境ファイル

searcherを運用するための動作環境を定義するファイルです。

searcher用動作ログファイル

searcherの動作履歴を保持するファイルです。

Shunsaku File

directorが持つ検索対象のデータを、グルーピングして管理する機能です。
アプリケーションからは、グルーピングされたディレクタごとにアクセス範囲を限定できます。構成要素にはFileとDomainがあります。

Shunsakuアクセスクラス

Java APIのXML文書を検索できるインタフェースを扱いやすいようにしたクラスです。

sorter

検索結果のソート(並べ替え)・集計を実行するプロセスです。

sorter識別子

sorterの動作環境を区別するための名前です。

sorter用性能ログファイル

sorterの性能情報を保持するファイルです。

sorter用動作環境ファイル

sorterを運用するための動作環境を定義するファイルです。

sorter用動作ログファイル

sorterの動作履歴を保持するファイルです。

SQL(Structured Query Language)

構造化問い合わせ言語です。
リレーショナルデータベースにアクセスする際の文法を定めた国際標準です。

Studio

富士通株式会社が提供するInterstage Studioのことです。従来のWebアプリケーション開発から最新のWebサービス開発までの幅広いアプリケーション開発に対応した、コンポーネント指向のJava統合開発環境です。

Webアプリケーション

Webサーバ上で実行され、Webブラウザをクライアントとして使用するアプリケーションです。

XMLプロセッサ

XMLファイルを入力とし、アプリケーションが処理できるようにする字句解析プログラムです。

XML検索範囲局所化

業務に必要な項目だけを検索対象項目と指定しておくことで、業務に必要となる最適な量のハードウェアリソースでシステムを構築する機能です。