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Big Data Integration ServerV1.4.0 検索編アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

J.2 マッピングルールの適用例

結果表の1行を1つのXML文書に変換する場合の適用例を、以下に示します。


図J.1 マッピングルールの適用例


XML変換機能では、結果表を1行ごとに処理するため、結果表の1行目のレコードセットが、マッピングルールの定義に適用される変換対象になります。
以下に、上記の例でのXML変換の手順を説明します。


  1. テキストファイルに出力されるXML文書のルートタグは、図のマッピングルールのルール1より、“PERSON”タグとなります。

  2. 図のマッピングルールのルール2のtagname属性およびparent属性の指定により、PERSONタグの子要素を“NUM”タグとします。

  3. 図のマッピングルールのルール2のcolname属性の指定により、対象のレコードセットからA列の値を取得します。

  4. 手順3.で取得したA列の値“001”を、XML文書に“NUM”タグの要素として出力します。

  5. 手順2.~手順4.と同様に、ルール3を適用します。

  6. 手順2.~手順4.と同様に、ルール4を適用します。


ポイント

  • 各定義タグのid属性について

    各定義タグには、マッピングルール内で一意となるidを定義タグごとに指定する必要があります。親子関係の階層構造を設定する場合、その親要素を特定するために、親タグのidをparentタグ属性にて指定します。
    親子関係の構造を表すイメージを下図に示します。



  • 親タグ配下に、別の親タグを配置することで、階層的なXML文書構造を表現することもできます。階層的なXML文書構造とする場合の詳細については、“J.3.2 タグ階層ありの抽出パターン”を参照してください。