XML変換機能は、データベースより返却される結果を、指定されたマッピングルールに基づき、XML文書に変換します。
データベースより返却される結果は、ResultSetオブジェクトとして得ることができます。ResultSetオブジェクトは、データベースのスキーマや検索方法にかかわらず、行と列からなる単一の2次元の表形式です。この2次元の表を“結果表”と呼びます。
XML変換機能では、このResultSetオブジェクトを、指定された変換ルールに従ってXML文書に変換します。
変換ルールはXML形式によるマッピングルールとしてユーザが作成するものであり、マッピングルールファイルとしてあらかじめ用意しておく必要があります。
マッピングルール内には、結果表のどの列がXML文書のどの要素または属性に対応するのかを示す変換ルールを記述します。
マッピングルールの詳細については、“付録I XML変換機能のAPI”を参照してください。
図H.2 マッピングルール