Shunsakuに格納されたXML文書のXML形式に関する留意事項は以下のとおりです。
XML宣言やDTDなどの前書きの部分は、検索およびソートの対象になりません。
名前空間の値、コメントおよび処理命令は、検索およびソートの対象になりません。
CDATAセクションに記述された文字列は、検索およびソートの対象になります。なお、CDATAセクションに記述されているタグについても、文字列として扱うため検索およびソートの対象になります。また、CDATAセクションを表す文字もソート対象となります。
Shunsakuでは、アプリケーションによるXML文書の追加・更新時、もしくはコマンドによるXML文書の追加時に妥当なXML文書(Valid XML Document)としてのチェックを行いません。
Shunsakuに格納するXML文書は、以下のどちらかで指定した文字コードで記述してください。
システム用動作環境ファイルのCharacterCodeパラメタで指定した文字コード
DTD宣言で指定した属性のデフォルト値での検索はできません。また、取出しおよびソートについても属性のデフォルト値は有効にはなりません。詳細については、“E.4.1 DTD宣言に属性のデフォルト値を設定した場合”を参照してください。
1つの要素内に同じ属性が重複している場合、どちらかの属性値が条件に一致する文字列または数値が含まれれば真となります。また、取出しおよびソートでは先頭の属性を利用します。
属性値の検索を行う場合は、要素名の最初の文字に“@”を使用しないでください。検索が正しくできない場合があります。要素名の最初の文字に“@”を使用している場合は、“@”を取り除いてください。詳細については、“E.4.2 要素名の最初の文字に@を使用している場合”を参照してください。
属性値の正規化(連続する半角空白、復帰文字、改行文字、水平タブを半角空白で置き換えること)は行いません。属性値はXML文書に記述されたままの状態で扱います。
ダイレクトアクセスキー定義ファイルのテキスト式で指定したテキストノードまたは属性式で指定した属性ノードが、同一文書中に複数存在する場合は、先頭のテキストノードの値または属性ノードの値だけを利用します。