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Big Data Integration ServerV1.4.0 検索編アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

B.3.6 数値

数値による検索では、要素ノードの値、テキストノードの値または属性ノードの値から数値部分を抽出し、その値と指定された数値が一致する文書や大小関係にある文書を検索します。要素ノードの値、テキストノードの値または属性ノードの値から数値部分を自動的に抽出するため、さまざまな書き方の数値の検索に利用できます。


数値の定義を以下の図に示します。


図B.12 数値の定義


数字

数字には、半角文字の0~9までを指定します。


数値比較

数値比較ではパス式に指定した要素ノードの値、テキスト式に指定したテキストノードの値または属性式に指定した属性ノードの値から数値を抜き出し、キーワードに指定した数値との比較を行います。

/doc/money = 1000

/doc/moneyが示す要素ノードの値から数値を抜き出し、1000と一致するものを真とします。


以下の例では、パス式に指定した要素ノードの値に、複数の数値を含みます。このような場合は、最初に見つけた数値を値とみなします。


文書A
<money>ABC123,456@789</money>

123456とみなします。


文書B
<money>123456 7890123</money>

123456とみなします。


文書C
<money>1,500千円</money>

1500とみなします。

注意

  • 数値比較ではパス式の最後に、パス演算子“//”は指定できません。

  • 数値比較ではパス式の最後に、パス要素“*”は指定できません。

  • 数値比較では属性式で指定する属性名に“*”は指定できません。

  • キーワードで指定する数値文字と、パス式で指定した要素ノードの値の桁数をそろえる必要はありません。


キーワード
/root/money > 1000

パス式で指定した要素ノードが以下の場合、条件に一致しているとみなします。

<money>1000.5</money>

  • 複数のXML文書間で要素ノードの値、テキストノードの値または属性ノードの値の整数部および小数部ともに桁数をそろえる必要はありません。


    文書A
    <money>1000.1</money>

    文書B
    <money>2000.05</money>

    文書C
    <money>10.5</money>