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Big Data Integration ServerV1.4.0 検索編アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

A.2 API用動作環境ファイルの実行パラメタの意味

Host

接続先のホスト名またはIPアドレスを指定します。

本パラメタを省略した場合、localhostが指定されたとみなします。

注意

  • ホスト名またはIPアドレスには、以下は指定できません。

    • IPv4マップドアドレス

    • リンクローカルアドレス

    • 上記を表すホスト名

Port

接続先のポート番号を指定します。

本パラメタを省略した場合、23101が指定されたとみなします。


ShunsakuFile

接続先のShunsaku File名として、File名またはDomain名を指定します。

注意

ShunsakuFileの指定は、以下の順に優先されます。

  1. ShunConnectionクラスのコンストラクタ、ShunServiceクラスのConnectメソッド、またはShunConnect関数での指定

  2. 本パラメタでの指定

  3. conductor用動作環境ファイルのDefaultFileでの指定


WaitTimer

Shunsakuからの最大応答待ち時間を指定します。指定できる範囲は、0~10000です。単位は、秒です。設定した時間を過ぎてもShunsakuから応答がない場合は、タイムアウトとなりアプリケーションにエラーを通知し、コネクションは自動的に切断されます。

0を指定した場合は、応答があるまで待ち続けます。

本パラメタを省略した場合、0が指定されたとみなします。


SnapLevel

APIスナップの出力レベルを指定します。


表A.2 APIスナップの一覧

SnapLevel

出力される内容

0

APIスナップは出力しません。

1

APIの呼出しシーケンスを出力します。

2

レベル1の情報に加え、メソッドまたは関数実行時のパラメタ情報、データ操作の情報を出力します。

本パラメタを省略した場合、0が指定されたとみなします。

ポイント

レベル0を指定した場合は、実行パラメタLogFile、LogFileSize、LogFileBackupおよびPfmLogを指定する必要はありません。


LogFile

APIスナップを出力するログファイルを絶対パスで指定します。

絶対パス名には、全角文字は指定できません。

LogFileSizeで指定したサイズを契機に循環利用します。

SnapLevelに1または2を指定した場合、本パラメタは必ず指定してください。本パラメタを省略した場合、APIスナップは出力されません。

APIスナップはアプリケーションのプロセスごとに作成されます。

以下の例のようにファイル名にプロセスIDを付加します。


LogFileに指定した絶対パス名

/api/api.log

実際に作成されるログファイル

/api/api_2435.log

注意

ディレクトリ名には、“#”または空白を含むことはできません。

LogFileSize

APIスナップを出力するログファイルの切替えを行うファイルサイズを指定します。単位はMB(メガバイト)です。指定できる範囲は1~500です。

本パラメタを省略した場合は、100が指定されたとみなします。

たとえば、1を指定すると、ファイルサイズが1MBを超えると自動的にバックアップファイルが作成されます。


LogFileBackup

APIスナップを出力するログファイルのバックアップ数を指定します。指定できる範囲は、0~2147483647です。本パラメタに指定した数を超えると、一番古いバックアップファイルの内容は失われます。

たとえば、本パラメタに3を指定した場合は、api_2435.log.1、api_2435.log.2、api_2435.log.3というバックアップファイルが生成されます。次にバックアップが必要になった場合、api_2435.log.3の内容が失われます。


本パラメタを省略した場合は、1が指定されたものとみなします。


PfmLog

APIスナップに性能情報として、性能ログに出力されている依頼番号(Shunsakuシステム内で一意な番号)を出力するかどうかを指定します。


0:APIスナップに性能情報を出力しない
1:APIスナップに性能情報を出力する


SnapLevelに1または2を指定した場合、本パラメタは有効となります。

本パラメタを省略した場合、0が指定されたとみなします。

参照

性能ログの出力内容については、“導入・運用ガイド”の“性能ログの出力情報”を参照してください。