複数のShunsaku Fileに対する更新処理を、1つのトランザクションとして取り扱う方法について説明します。
工場A~工場Cを所有するある会社の従業員情報管理を例に、説明します。
「データの関連性」を考慮し、Shunsaku Fileの構成を以下のようにしたとします。
工場ごとに、FileA、FileBおよびFileCを設定
会社全体の従業員の集計結果としてFileDを設定
ここで、工場Aの従業員が1人増えたとします。このとき、FileAに従業員の情報を追加し、集計結果であるFileDの従業員の人数を増やす処理が必要です。しかし、この2つの更新処理は同期をとって実施する必要があります。このような場合に、複数のShunsaku Fileを1つのトランザクションとして扱います。
図9.1 複数のShunsaku Fileに対する操作を1つのトランザクションで扱う例