プレソート定義ファイルは、事前にソートしておくためのソート式を指定するファイルです。
プレソート定義ファイルは、“director用動作環境ファイル”のPreSortFileパラメタで指定します。
プレソート定義ファイルの内容は、以下の形式で記述してください。
図8.2 プレソート定義ファイルの定義
ソート定義ファイルに記述するソート式は、アプリケーションに記載するソート式と同じ形式で指定してください。
参照
テキスト式の詳細な書式は、“B.2.2 テキスト式”を参照してください。
属性式の詳細な書式は、“B.2.3 属性式”を参照してください。
ソート式の詳細な書式は、“B.5 ソート式”を参照してください。
プレソート定義ファイルを変更した場合は、Shunsakuシステムを再起動してください。
以下に、プレソート定義ファイルの指定方法について、説明します。
1行に1つのソート式を指定してください。
ソート式は、最大64個まで指定可能です。
1つのソート式には、キー指定を8個まで指定可能です。
1行の最大長は65535バイトです。(改行は含みません。)
同一のソート式を複数回定義することはできません。
行の先頭が“#”の場合、その行はコメントとして扱われます。
行の途中に“#”を指定してコメントを記述することはできません。
プレソート定義ファイルには、1つ以上のソート式を指定してください。
ソート式に指定するソート対象要素ノード名がマルチバイト文字の場合、システム用動作環境ファイルに指定されたキャラクタ識別コード“CharacterCode”と同じ文字コードで記述してください。
APIに指定されたソート式と、プレソート定義ファイルに記述されているソート式が一致しない場合には、sorterを使用した通常のソート処理が実施されます。
注意
プレソート定義ファイルは、director用動作環境ファイルと同時にバックアップする必要があります。
プレソート機能を使用する場合には、ファイル資源およびメモリ資源を考慮する必要があります。それぞれの見積りの詳細については、“導入・運用ガイド”の“資源の見積り”を参照してください。
以下にプレソート定義ファイルの例を記述します。
# プレソート定義ファイル /doc/job/Name/text() DESC /doc/job/Salary/text() /doc/job/Name/text(), /doc/job/Holiday/text(), /doc/job/EntryData/text() DESC
注意
テキスト式で指定したテキストノードまたは属性式で指定した属性ノードが同一文書中に複数存在する場合は、先頭のテキストノードの値または属性ノードの値を利用します。以下の場合、先頭のデータだけがソート対象要素ノードとなり、それ以降のデータはソート対象要素外です。