Shunsakuでは、項目数が不定、一部項目が不定長、それらが階層構造になっている複雑な構造を持つデータなど、形式の異なるデータを一元管理することができます。Shunsakuは、一元管理した検索データを、複数の検索エンジンに割り振り、ハードウェアリソースを有効活用して、並列に検索します。また、ハードウェアリソースを増設することで、簡単に検索時間を短縮することができます。しかし、あらかじめ検索対象項目が確定している業務において、すべての検索データを検索エンジンに割り振ることは、余分なハードウェアリソースを必要とし、また、検索性能にも悪影響を及ぼします。
そこで、ShunsakuはXML検索範囲局所化機能を使用することで、この問題を解決します。あらかじめ、業務に必要な項目だけを検索対象項目に指定しておくことで、業務に必要となる最適な量のハードウェアリソースでシステムを構築することができます。また、検索対象項目を絞り込むことにより、検索データ量が削減されるため、同一のハードウェアリソース環境下においては、検索性能が向上します。
図7.1 XML検索範囲局所化機能の概要