説明
出力形式を定義します。
省略 | 指定可能な数 | 省略時の振る舞い |
---|---|---|
可 | 1個~3個 | 出力形式はCSVとなります。 |
タグの属性
属性 | 値 | 省略 | 説明 |
---|---|---|---|
Parts | HEAD DATA TAIL | 不可 | 以下のいずれかを指定します。
DATAは必須です。HEADとTAILの指定は、必要に応じて設定してください。 |
タグの値
出力形式を指定します。
定義方法を以下に示します。
Parts属性にHEADを指定した場合
見出し行や開始ルートタグなどを設定します。
出力結果の先頭に、1回だけ出力されます。
リターン項目を埋め込むことはできません。
Parts属性にDATAを指定した場合
出力データのタグ名や内容を設定します。リターン項目に記述された項目を埋め込むこともできます。
レコードごとに本タグの値に指定した形式で出力します。
リターン項目を埋め込む場合は、項目指定子を指定します。
項目指定子の命名規約は、以下です。
項目指定子:%[項目番号]%
[項目番号]:リターン項目に指定された項目を先頭から1と見なし、設定します。指定できる値は、1から2,147,483,647までです。
Parts属性にTAILを指定した場合
終了ルートタグなどを設定する場合に、指定します。
出力結果の最後に、1回だけ出力されます。
リターン項目に記述された内容を埋め込むことはできません。
<OutCondition> : <OutputDef> <Format Parts="HEAD"> <![CDATA[<?xml version="1.0" encoding="Shift-Jis" ?>\n<root>\n]]> </Format> <Format Parts="DATA"> <![CDATA[\s<Member><Name>%1%</Name><Age>%2%</Age></Member>\n]]> </Format> <Format Parts="TAIL"> <![CDATA[</root>]]> </Format> <Item>$名前</Item> <Item>val($年齢)</Item> </OutputDef> |
タグの親要素
親要素は、以下です。
OutputDefタグ
タグの子要素
ありません。
注意事項
HEAD、DATAおよびTAILをすべて指定した場合に出力するレコードが存在しないときには、HEADとTAILに指定したFormatの値だけが出力されます。
リターン項目に指定した項目は、Parts属性にDATAを指定したFormatに複数回指定できます。
リターン項目に指定した項目のデータには、型の内容に関わらず、二重引用符(")は付加されません。
連結結果は、実体参照文字の解決や二重引用符(")による変換は実施されずに、データがそのままの形で出力されます。XMLまたはCSVのテキスト表現形式への変換が必要な場合は、変換関数を使用してください。関数の詳細については、“4.7 単一行関数(変換関数)”を参照してください。
文字列中に以下文字を指定する場合には、エスケープ文字(\)を付加する必要があります。
文字 | 指定方法 |
---|---|
\ | \\ |
% | \% |
{ | \{ |
} | \} |
文字列中には、改行、半角空白、および水平タブが記述でき、そのまま出力されます。また、以下の方法でも記述可能です。改行は、指定された改行のコードが出力されます。
指定方法 | 意味 | 備考 |
---|---|---|
\n | 改行 | OutLineFeedCode属性の仕様に準拠します。 |
\s | 半角空白 | |
\t | 水平タブ |
QuotationMarkMode属性の指定は、本機能には有効となりません。
出力形式にXML形式を指定する場合などは、CDATAセクションで囲んでください。囲わない場合は、出力形式が正しく認識できない場合があります。
出力形式を指定した場合には、replace用動作環境ファイルのOutFileパラメタに指定したスキーマ情報ファイルは、作成されません。