メモリ量の目安を説明します。
List Worksサーバ
帳票印刷配信機能を使用する場合に、List Worksサーバに必要なメモリ量は、以下の式で算出します。
なお、オペレーティングシステム、業務アプリケーション他に必要なメモリ量は、含まれていません。
使用メモリ量 = リスト管理サーバおよびWeb連携機能のメモリ量 + 配信管理サーバのメモリ量 + 配信出力サーバのメモリ量 (注1)
リスト管理サーバおよびWeb連携機能のメモリ量 = 768MB (Javaのヒープ域サイズ) (注2) × リスト管理サーバの起動プロセス数(注3) + 256MB (Interstage Application Serverの使用量) + 512MB × 起動コンテナ数 (注4) + 保管データベースの使用量 (注5) + 印刷フォルダ内に残っている帳票数の和 × 64KB (注6) + 帳票仕分けの加算値 (注7) 保管データベースの使用量= 800MB +(70MB × リスト管理サーバの起動プロセス数(注3))+ 共用バッファ(注8) 配信管理サーバのメモリ量 = 512MB (印刷管理のGlassFish Serverクラスターの使用量) + 512MB (配信操作画面のGlassFish Serverクラスターの使用量) + 512MB (帳票登録のGlassFish Serverクラスターの使用量) + 配信データベースの使用量 (注5) + プリンタの同時稼働数 × 5MB + 35MB (サービス「LW Transfer Service」の使用量) ◆要変更:35MBは暫定。ST工程で見直す◆ 配信データベースの使用量= 800MB + 共用バッファ(注9) 配信出力サーバのメモリ量 = 512MB (帳票印刷のGlassFish Serverクラスターの使用量) + プリンタの同時稼働数 × 5MB + 35MB (サービス「LW Transfer Service」の使用量)
List Worksサーバに、配信出力サーバを構築しない場合は不要です。
リスト管理サーバの環境設定で、Javaのヒープ域サイズに「900MB」を選択した場合は、1.2GB必要です。
リスト管理サーバの運用形態により異なります。
マルチプロセス運用を利用しない場合
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マルチプロセス運用を利用する場合(List Works EEのみ)
【リスト管理サーバの環境設定】ダイアログボックスの【接続】タブで、「起動プロセス数」に指定した値
サーブレット・コンテナの数です。
サーブレット・コンテナは、サーブレットを動作させるための実行環境のことです。サーブレット・コンテナは、最大10コンテナまで起動できます。
1コンテナあたり、List Works帳票の表示画面でList Works帳票を表示できる利用者数は、最大500人です。
1コンテナあたり、List Works帳票の表示画面で、表示や検索の処理を同時に依頼できる利用者数は、最大50人です。
List Worksサーバとは別にデータベースサーバを構築する場合は、不要です。
保管データベースおよび配信データベースの使用量は、List Worksに同梱しているSymfowareの使用量です。
製品版のSymfoware、Oracleを使用している場合は、各製品のマニュアルを参照してください。 |
帳票保管活用機能を使用する場合に必要です。
帳票仕分けを行う場合の加算値です。(List Works EEのみ)
仕分けする帳票の種類によって値が異なります。
帳票の種類 | 加算値 |
---|---|
富士通ホスト帳票 | ((n1 × 128B)+(n2 × 256B)+(n3 × 260B) n1:CMレコードの定義数 |
NetCOBOL/MeFt帳票 | (注) (24MB + ((n1 + n2)× 2KB + 3KB) × 仕分け後の帳票数) × プロセス多重度 n1:共通情報のKF/KCレコードの定義数 |
注:加算値の最大値は 2GBです。
共用バッファの使用メモリ量は、保管データベースの構築でsetupLWDB.batに指定する「RDB_BUFFER8K」の値から、以下のように計算します。なお、最大は2GBです。
RDB_BUFFER8Kに指定する値を計算します。
1フォルダあたりに保管する最大帳票数 ÷ 8 × 同時ログイン数
「RDB_BUFFER8K」に指定する値は、算出された値によって、以下のように異なります。
算出された値 ≦ 4317の場合
4317を設定します。
4317 < 算出された値 < 262143 の場合
算出された値を設定します。
262143 ≦ 算出された値 の場合
262143を設定します。
必要なメモリ量を計算します。
「RDB_BUFFER8K」に設定する値 × 8KB
【Symfoware/RDBの環境設定】ダイアログボックスの【共用バッファ】タブの「ページ長 8K」に設定する値によって、メモリ量が異なります。
「ページ長 8K」に設定する値が「4317」の場合
30MB
「ページ長 8K」に設定する値が「32767」の場合
300MB
【Symfoware/RDBの環境設定】ダイアログボックスの【共用バッファ】タブの「ページ長 8K」については、“3.4.1 Symfowareデータベースの環境設定”の“(2) データベースサービスの設定”の“手順3:【Symfoware/RDBの環境設定】ダイアログボックスの設定”を参照してください。 |
List Works配信出力サーバ
List Works配信出力サーバに必要なメモリ量は、以下の式で算出します。
なお、オペレーティングシステムの必要容量は含まれていません。
使用メモリ量 = 512MB (帳票印刷のGlassFish Serverクラスターの使用量) + プリンタの同時稼働数 × 5MB + 35MB (サービス「LW Transfer Service」の使用量) + 256MB (Interstage Application Serverの使用量)
Web配信操作クライアント
Web配信操作クライアントに必要なメモリ量は、以下のとおりです。
1GB以上