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Interstage List Works V11.0.0 環境構築手引書
FUJITSU Software

8.3.4 移行のパターン

本バージョンへの移行には、以下のパターンがあります。どのパターンも、List Worksが提供する移行ツールを使用します。

同一サーバに移行

旧バージョンのList Worksを、移行元と同じサーバ機に移行するパターンです。List WorksをSE環境からSE環境へ移行、SE環境からEE環境へ移行、EE環境からEE環境へ移行する場合のいずれも共通の作業です。

移行手順については、“8.3.8 同一サーバに移行”を参照してください。

異なるサーバに移行(移行先は同じ構成にする)

旧バージョンのList Worksを移行元とは異なるサーバ機に移行する際に、移行先のフォルダ構成は同じ構成にするパターンです。List WorksをSE環境からSE環境へ移行、SE環境からEE環境へ移行、EE環境からEE環境へ移行する場合のいずれも共通の作業です。

移行手順については、“8.3.9 異なるサーバに移行(移行先は同じ構成)”を参照してください。

異なるサーバに移行(移行先は別構成にする)

旧バージョンのList Worksを移行元とは異なるサーバ機に移行する際に、移行先のフォルダ構成を別構成にするパターンです。List WorksをSE環境からSE環境へ移行、SE環境からEE環境へ移行、EE環境からEE環境へ移行する場合のいずれも共通の作業です。

移行手順については、“8.3.10 異なるサーバに移行(移行先は別構成)”を参照してください。

SEの環境からEEのフォルダの共有運用、または、クラスタシステムでの運用を行う環境に移行

SEの環境からEEのフォルダの共有運用、または、クラスタシステムでの運用を行う環境に移行するパターンです。

移行手順については、“8.3.11 SEの環境からEEのフォルダの共有運用、または、クラスタシステムでの運用を行う環境に移行”を参照してください。

注意

Solaris 11に移行する場合は、フォルダの共有運用はできません。

LISTVIEWまたは旧バージョンからの移行

本バージョンで環境設定、保管フォルダ作成済みの環境において、旧バージョンのList Worksで使用していた保管フォルダ、旧バージョンのList Worksで退避した保管フォルダ、LISTVIEWで退避した保管フォルダを移行(追加)するパターンです。

移行手順については、“8.3.12 LISTVIEWまたは旧バージョンからの移行”を参照してください。

注意

  • 移行先と移行元を同じフォルダ構成で移行しない場合は、移行性能が劣化します。このため、同じフォルダ構成での移行を推奨します。

  • 異なるサーバに移行する場合において、移行先サーバの各資源格納先は、移行元サーバの各資源格納先と同等のディスク容量が必要になります。


運用環境によって該当する移行手順の参照先を、以下の表に示します。

移行元

移行先

SE、EE (注1)

EE (注2)

同一サーバ

異なるサーバ

同一サーバ

異なるサーバ

List Works 6.0

SE
EE (注1)

8.3.8 (注3)

移行先が同じ構成:8.3.9
移行先が別構成:8.3.10

8.3.11

8.3.11

EE (注2)

8.3.8 (注3,注4)

移行先が同じ構成:8.3.9
移行先が別構成:8.3.10

(注4)

ListWORKS

SE
EE (注1)

8.3.8 (注3)

移行先が同じ構成:8.3.9
移行先が別構成:8.3.10

8.3.11

8.3.11

EE (注2)

8.3.8 (注3,注4)

移行先が同じ構成:8.3.9
移行先が別構成:8.3.10
(注4)

LISTVIEW

8.3.12

8.3.12

8.3.12

8.3.12

注1:

フォルダの共有運用、クラスタシステムでの運用を除きます。

注2:

フォルダの共有運用、クラスタシステムでの運用を含みます。
移行先がSolaris 11の場合は、フォルダの共有運用はできません。

注3:

OSをバージョンアップする場合は、“8.4.4 同一サーバ内での移行にOSのバージョンアップを伴う場合”を参照してください。

注4:

サーバを追加する場合は、合わせて“8.4.5 フォルダの共有運用において、新たにサーバを追加する場合”を参照してください。

保管データベースの移行に失敗した場合の再移行手順については、“8.3.13 Symfowareデータベースの移行に失敗した場合の再移行手順”または“8.3.14 Oracleデータベースの移行に失敗した場合の再移行手順”を参照してください。

また、List Worksの移行に伴って発生する運用形態ごとの作業や、移行と同時に運用形態を変更する場合に発生する作業についても、以下の項目をあげて説明しています。

各説明の詳細は、“8.4 List Worksの移行に伴う作業”を参照してください。

この後の節からは、共通の手順となる移行ツールの説明、その後に各パターンの移行手順を説明します。