本バージョンへの移行には、以下のパターンがあります。どのパターンも、List Worksが提供する移行ツールを使用します。
旧バージョンのList Worksを、移行元と同じサーバ機に移行するパターンです。List WorksをSE環境からSE環境へ移行、SE環境からEE環境へ移行、EE環境からEE環境へ移行する場合のいずれも共通の作業です。
移行手順については、“8.3.8 同一サーバに移行”を参照してください。 |
旧バージョンのList Worksを移行元とは異なるサーバ機に移行する際に、移行先のフォルダ構成は同じ構成にするパターンです。List WorksをSE環境からSE環境へ移行、SE環境からEE環境へ移行、EE環境からEE環境へ移行する場合のいずれも共通の作業です。
移行手順については、“8.3.9 異なるサーバに移行(移行先は同じ構成)”を参照してください。 |
旧バージョンのList Worksを移行元とは異なるサーバ機に移行する際に、移行先のフォルダ構成を別構成にするパターンです。List WorksをSE環境からSE環境へ移行、SE環境からEE環境へ移行、EE環境からEE環境へ移行する場合のいずれも共通の作業です。
移行手順については、“8.3.10 異なるサーバに移行(移行先は別構成)”を参照してください。 |
SEの環境からEEのフォルダの共有運用、または、クラスタシステムでの運用を行う環境に移行
SEの環境からEEのフォルダの共有運用、または、クラスタシステムでの運用を行う環境に移行するパターンです。
移行手順については、“8.3.11 SEの環境からEEのフォルダの共有運用、または、クラスタシステムでの運用を行う環境に移行”を参照してください。 |
注意
Solaris 11に移行する場合は、フォルダの共有運用はできません。
本バージョンで環境設定、保管フォルダ作成済みの環境において、旧バージョンのList Worksで使用していた保管フォルダ、旧バージョンのList Worksで退避した保管フォルダ、LISTVIEWで退避した保管フォルダを移行(追加)するパターンです。
移行手順については、“8.3.12 LISTVIEWまたは旧バージョンからの移行”を参照してください。 |
注意
移行先と移行元を同じフォルダ構成で移行しない場合は、移行性能が劣化します。このため、同じフォルダ構成での移行を推奨します。
異なるサーバに移行する場合において、移行先サーバの各資源格納先は、移行元サーバの各資源格納先と同等のディスク容量が必要になります。
運用環境によって該当する移行手順の参照先を、以下の表に示します。
移行元 | 移行先 | ||||
---|---|---|---|---|---|
SE、EE (注1) | EE (注2) | ||||
同一サーバ | 異なるサーバ | 同一サーバ | 異なるサーバ | ||
List Works 6.0 | SE | 8.3.8 (注3) | |||
EE (注2) | - | - | 8.3.8 (注3,注4) | (注4) | |
ListWORKS | SE | 8.3.8 (注3) | |||
EE (注2) | - | - | 8.3.8 (注3,注4) | ||
LISTVIEW |
フォルダの共有運用、クラスタシステムでの運用を除きます。
フォルダの共有運用、クラスタシステムでの運用を含みます。
移行先がSolaris 11の場合は、フォルダの共有運用はできません。
OSをバージョンアップする場合は、“8.4.4 同一サーバ内での移行にOSのバージョンアップを伴う場合”を参照してください。
サーバを追加する場合は、合わせて“8.4.5 フォルダの共有運用において、新たにサーバを追加する場合”を参照してください。
保管データベースの移行に失敗した場合の再移行手順については、“8.3.13 Symfowareデータベースの移行に失敗した場合の再移行手順”または“8.3.14 Oracleデータベースの移行に失敗した場合の再移行手順”を参照してください。 |
また、List Worksの移行に伴って発生する運用形態ごとの作業や、移行と同時に運用形態を変更する場合に発生する作業についても、以下の項目をあげて説明しています。
帳票出力側の環境設定
扱う帳票を変更する場合
ユーザ認証方法を変更する場合
同一サーバ内での移行にOSのバージョンアップを伴う場合
フォルダの共有運用において、新たにサーバを追加する場合
仕分けの配信先サーバを移行する場合
各説明の詳細は、“8.4 List Worksの移行に伴う作業”を参照してください。 |
この後の節からは、共通の手順となる移行ツールの説明、その後に各パターンの移行手順を説明します。