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Interstage List Works V11.0.0 環境構築手引書
FUJITSU Software

7.3.8 OSアップグレード時のポイント

移行時にOSをアップグレードする場合、以下の留意点があります。

参考

Windowsに関する注意については、“運用手引書”にも掲載しています。OSアップグレード時には、合わせてご覧ください。

(1) List WorksサーバのOSアップグレードの場合

Windows Serverのアップグレードについて説明します。

サービスのログオンアカウントについて

List Worksサービスや「FUJITSU帳票管理」サービスのログオンアカウントは、List Worksが使用するフォルダに対して更新権限以上を持っている必要があります。サービスのログオンアカウントに更新権限以上が与えられていない場合は、更新権限以上を与えてください。

実行アカウントについて

Windows上の帳票出力アプリケーションの実行アカウントに、以下のアクセス権を設定してください。

  • レジストリに対して「読み取り権」以上

フォルダのアクセス権について

保管フォルダをOSと同じドライブに作成した場合は、以下のフォルダのアクセス権を確認し、必要なユーザのアクセス権が「User」権限の場合は、「書き込み権」を追加してください。

  • 帳票が格納されている保管フォルダ

  • 帳票の移動先、および複写先の保管フォルダ(帳票の移動・複写を行う場合)

アカウントについて

アカウントにパスワードが設定されているか確認し、設定されていない場合はパスワードを設定してください。

(2) クライアントのOSアップグレードの場合

Windowsのアップグレードについて説明します。

ユーザの権限について

Web クライアントを利用するユーザに「Administrators」の権限を追加してください。
「Administrators」の権限は、ActiveX コントロールのダウンロードに必要です。一度、ダウンロードすれば、次回からは「Users」権限のみのユーザでも、帳票の表示、一覧からの印刷画面の表示、およびポーリング印刷を行うことができます。必要に応じて「Users」権限に戻してください。

オーバレイの文字幅について

オーバレイの文字幅の仕様が旧バージョンのWindowsと異なるため、オーバレイ(KOL6)の文字がずれて表示されます。アップグレード後は、帳票出力側(FORMのPowerFORMツール、またはList Creatorデザイナ)でオーバレイの文字配置位置に「両端揃え」を指定し、修正したオーバレイを使用している帳票を再度、登録してください。
なお、印刷時には影響はありません。