List Worksの運用を行う場合に必要な、アクセス権の設定について説明します。
アクセス権の設定により、フォルダに対するアクセスを制限することができ、クライアントサーバ運用でリスト管理サーバの帳票を扱う場合に有効です。
アクセス権を設定する対象と設定方法を以下に示します。
アクセス権を設定する対象 | 説明 |
---|---|
保管フォルダ | List Worksの管理者ツールでアクセス権を設定します。 |
印刷フォルダ | 認証方法によって、以下のいずれかの方法でアクセス権を設定します。
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受信フォルダ | - |
ファイリングフォルダ | - |
注意
受信フォルダ、ファイリングフォルダは、管理者だけが作成や削除などの操作をすることができます。利用者には、作成や削除などのアクセス権を与えることはできません。
管理者権限を持たないユーザ(一般ユーザ)が操作できる機能は、保管フォルダの一覧表示、帳票の一覧表示、帳票の検索や表示、PDFの表示、帳票への記入など、限られた操作のみとなります。帳票の登録、移動、複写などの操作は管理者で実行してください。
一般ユーザで帳票の登録、移動、複写などの操作を行う場合は、一般ユーザに対して保管フォルダにアクセス権を設定するだけでなく、Windowsのフォルダやファイルにアクセス権(Everyoneにフルコントロール権限)を設定することが必要です。Everyoneにフルコントロール権限を設定するフォルダやファイルは以下があります。
フォルダ | 場所 | フルコントロール権限を設定するユーザ |
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List Worksのインストール先 | 【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスの【資源】タブの「システムファイル」 |
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受信/印刷フォルダ | 【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスの【資源】タブの「受信/印刷フォルダ」 | |
保管フォルダ | リストナビを起動し、第一階層の各保管フォルダに対して右クリックして【プロパティ】を選択。【詳細】タブの「フォルダの場所」 | |
オーバレイ | 【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスの【資源】タブの「オーバレイ」 | |
作業場所に指定するディレクトリ | システム環境変数TMP、およびユーザ環境変数TMPのフォルダ |
参考
【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスは、【スタート】メニューの【List Works】-【List Works環境設定】-【リスト管理サーバ】をクリックすることで表示されます。
FUJITSU帳票管理サービスを使用している場合は、以下も設定する必要があります。
フォルダ | 場所 | フルコントロール権限を設定するユーザ |
---|---|---|
作業場所に指定するディレクトリ | システム環境変数TMP、および、ユーザ環境変数TMPのフォルダ | FUJITSU帳票管理サービスの起動アカウント |
List Worksサービスのログオンアカウント、または、FUJITSU帳票管理サービスの起動アカウントは、以下の手順で確認してください。
【スタート】メニューの【Windows管理ツール】-【サービス】より【サービス】ダイアログボックスを表示します。
【List Works】を選択し、【プロパティ】ボタンをクリックします。
【List Worksのプロパティ】ダイアログボックスの【ログオン】タブで、ログオンのアカウントを確認します。
アクセス権の概要については、“運用手引書”の“帳票保管活用機能の運用”を参照してください。 管理者ツールおよびアクセス権の設定方法の詳細は、“操作手引書 運用管理者編”を参照してください。 |