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Interstage List Works V11.0.0 環境構築手引書
FUJITSU Software

2.7 アクセス権の設定

List Worksの運用を行う場合に必要な、アクセス権の設定について説明します。

アクセス権の設定により、フォルダに対するアクセスを制限することができ、クライアントサーバ運用でリスト管理サーバの帳票を扱う場合に有効です。

アクセス権を設定する対象と設定方法を以下に示します。

アクセス権を設定する対象

説明

保管フォルダ

List Worksの管理者ツールでアクセス権を設定します。

印刷フォルダ

認証方法によって、以下のいずれかの方法でアクセス権を設定します。

  • オペレーティングシステムによる認証

    Windowsシステムのセキュリティ機能を利用して設定します。

  • ユーザ作成ライブラリによる認証

    ユーザ定義にアクセス権の情報を設定します。ユーザ定義から取得する権限の状態によってアクセス権を判断します。

受信フォルダ

ファイリングフォルダ

注意

  • 受信フォルダ、ファイリングフォルダは、管理者だけが作成や削除などの操作をすることができます。利用者には、作成や削除などのアクセス権を与えることはできません。

  • 管理者権限を持たないユーザ(一般ユーザ)が操作できる機能は、保管フォルダの一覧表示、帳票の一覧表示、帳票の検索や表示、PDFの表示、帳票への記入など、限られた操作のみとなります。帳票の登録、移動、複写などの操作は管理者で実行してください。
    一般ユーザで帳票の登録、移動、複写などの操作を行う場合は、一般ユーザに対して保管フォルダにアクセス権を設定するだけでなく、Windowsのフォルダやファイルにアクセス権(Everyoneにフルコントロール権限)を設定することが必要です。Everyoneにフルコントロール権限を設定するフォルダやファイルは以下があります。

    フォルダ

    場所

    フルコントロール権限を設定するユーザ

    List Worksのインストール先

    【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスの【資源】タブの「システムファイル」

    • List Worksサービスのログオンアカウント

    • List Works利用者のアカウント、またはEveryone

    受信/印刷フォルダ

    【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスの【資源】タブの「受信/印刷フォルダ」

    保管フォルダ

    リストナビを起動し、第一階層の各保管フォルダに対して右クリックして【プロパティ】を選択。【詳細】タブの「フォルダの場所」

    オーバレイ

    【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスの【資源】タブの「オーバレイ」

    作業場所に指定するディレクトリ

    システム環境変数TMP、およびユーザ環境変数TMPのフォルダ

    参考

    【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスは、【スタート】メニューの【List Works】-【List Works環境設定】-【リスト管理サーバ】をクリックすることで表示されます。

    FUJITSU帳票管理サービスを使用している場合は、以下も設定する必要があります。

    フォルダ

    場所

    フルコントロール権限を設定するユーザ

    作業場所に指定するディレクトリ

    システム環境変数TMP、および、ユーザ環境変数TMPのフォルダ

    FUJITSU帳票管理サービスの起動アカウント

    List Worksサービスのログオンアカウント、または、FUJITSU帳票管理サービスの起動アカウントは、以下の手順で確認してください。

    1. 【スタート】メニューの【Windows管理ツール】-【サービス】より【サービス】ダイアログボックスを表示します。

    2. 【List Works】を選択し、【プロパティ】ボタンをクリックします。

    3. 【List Worksのプロパティ】ダイアログボックスの【ログオン】タブで、ログオンのアカウントを確認します。

      アクセス権の概要については、“運用手引書”の“帳票保管活用機能の運用”を参照してください。
      管理者ツールおよびアクセス権の設定方法の詳細は、“操作手引書 運用管理者編”を参照してください。