2.1.1 JSVRFXとは

Webシンクライアント環境で、外字を含む文字の表示・入力をする機能です。

HTML5/CSS3に準拠したマルチブラウザー/マルチデバイスで動作する機能を提供します。

業務アプリケーションは、JSVRFXが提供するJavaScriptおよびCSSを業務アプリケーションのWebページに組み込むことで、JSVRFXの各機能を利用できます。

図2.1 JSVRFXの概念図(Interstage Application Serverの場合)

JSVRFXは、サーバーアプリケーションではなく、JavaScript/HTMLによるクライアントアプリケーションです。表示に使用するフォントは、Webサーバー上のWebフォントを使用して、かな漢字変換などの辞書検索は、JSVR-Webサービスに対して非同期通信をして実現しています。

表示: JSVRFXが提供するWebフォントにより、Charset Manager-M等で管理されている外字を含む文字が表示できます。これにより、クライアントにフォントをインストールしなくても、HTML部品で外字を含む文字を表示することが可能です。

入力

JSVRFXが提供する入力機能により、Charset Manager-M等で管理されている辞書で、外字を含む文字が入力できます。

また、クライアントで動作する日本語IME(システムIME)も利用できます。例えば、通常の入力時はシステムIMEを使って普段通りに入力し、難読文字、外字交じりの単語や外字の検索入力が必要になった場合にのみ、JSVRFXの入力機能を起動し利用することが可能です。

◆他製品との連携

マルチ文字コードオプション

Charset-Web入力のオプションとして用意されている、マルチ文字コードオプションを追加導入することで、Unicode-JEFでの運用が可能です。

また、マルチ文字コードオプションに同梱されているWebフォントを使用することで、PCクライアントとスマートデバイスで、内字も含めた字形を統一した運用が可能です。