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Systemwalker Cloud Business Service Management V1.3.0 ITサービス管理 管理者ガイド
FUJITSU Software

9.11.1 標準フローの定義ファイルを変更する

事前の確認

  • 定義ファイルの編集は、スーパー・ユーザーで実行してください。
  • 標準運用プロセスに対応するテンプレートのパスを確認してください。
標準運用プロセスの名前 テンプレートのパス
インシデント対応 /opt/FJSVbsmotrs/template/config/Flow/Process-df4268b261c0109107fb95e863be703c/Progress-INC.yml
インシデント対応(監視) /opt/FJSVbsmotrs/template/config/Flow/Process-06e48d81ffb480bbc6f4ee50a5c8bcc5/Progress-INC.yml
問題対応 /opt/FJSVbsmotrs/template/config/Flow/Process-87c7c6ee9b0e9606554cd1fd310762a1/Progress-PRB.yml
変更要求対応 /opt/FJSVbsmotrs/template/config/Flow/Process-0e70e234d77faa144238e272844ba7f8/Progress-CHG.yml

背景・目的

  • 標準フローの差し替え・追加を行うために、テンプレートを編集した定義ファイルを出力します。 出力した定義ファイルは、「 9.11.2 標準フローを差し替える・追加する 」でインポートします。
  • 標準フローの以下が変更可能です。
    • 標準フローの名前
    • 標準フロー内のフェーズの名前
    • 標準フロー内のフェーズの説明
    • 標準フロー内のタスクの名前
    • 標準フロー内のタスクの説明

手順

  1. ITサービス管理がインストールされているサーバに、スーパー・ユーザーでログインします。

  2. フェーズまたはタスクを編集する場合、以下のコマンドを実行し、編集対象のフェーズまたはタスクのEntityIDを確認します。

    「テンプレートのパス」は、事前の確認で確認した標準運用プロセスに対応するテンプレートのパスを指定してください。

    # /opt/FJSVbsmotrs/bin/fj.ConfigEditor.pl --a list --i テンプレートのパス
    以下の形式で出力されます。
    - フローの名前:
      - フェーズの名前:
          Description: フェーズの説明
          EntityID: フェーズのEntityID
          TaskList:
          - タスクの名前:
              Description: タスクの説明
              EntityID: タスクのEntityID
  3. 以下のコマンドを実行し、テンプレートを編集した定義ファイルを出力します。 コマンドの実行形式については、「15.3.1 fj.ConfigEditor.pl(定義ファイルの変更コマンド)」を参照してください。

    「テンプレートのパス」は、手順2で指定した「テンプレートのパス」を指定してください。

    「編集対象のキー名」に指定可能な値は、後述のフェーズ・タスクの編集対象と対応するキー名を参照してください。

    同じフロー内の2つ以上の値を編集する場合、各編集対象について1回ずつ編集コマンドを実行してください。この時、2回目以降のコマンド実行では、--iオプションで指定する「テンプレートのパス」に前回のコマンド実行で出力された定義ファイルのパスを指定してください。

    • フェーズ・タスクを編集する場合
      # /opt/FJSVbsmotrs/bin/fj.ConfigEditor.pl --a edit --key '編集対象のキー名' --value '編集後の値' --i テンプレートのパス --o 出力先のディレクトリ
    • フローの名前を編集する場合
      # /opt/FJSVbsmotrs/bin/fj.ConfigEditor.pl --a edit --key 'Phases::フローの名前' --new_key '編集後のフローの名前' --i テンプレートのパス --o 出力先のディレクトリ
      # /opt/FJSVbsmotrs/bin/fj.ConfigEditor.pl --a edit --key 'PhaseGroupCondition::0::GroupName' --value '編集後のフローの名前' --i 上記のコマンドで出力された定義ファイルのパス --o 出力先のディレクトリ

      →「テンプレートのパス」に指定したファイル名に年月日が付与された名前で定義ファイルが出力されます。

      例)Progress-INC_2019-09-11_12-48.yml

      フローの名前には、マルチバイト、半角英数、半角空白、((丸かっこ)、)(丸かっこ)、-(ハイフン)、_(アンダースコア)のみ利用できます。

  4. 出力された定義ファイルをサーバから取り出します。
  • フェーズ・タスクの編集対象と対応するキー名

    編集対象のフェーズまたはタスクのEntityIDは、手順2で確認した値を指定します。

    編集対象 キー名
    フェーズの名前 編集対象のフェーズのEntityID::Name
    フェーズの説明 編集対象のフェーズのEntityID::Description
    タスクの名前 編集対象のタスクが含まれるフェーズのEntityID::編集対象のタスクのEntityID::Name
    タスクの説明 編集対象のタスクが含まれるフェーズのEntityID::編集対象のタスクのEntityID::Description

結果の確認

  • 以下のコマンドを実行し、編集した定義ファイルが正しく編集されていることを確認します。
    # /opt/FJSVbsmotrs/bin/fj.ConfigEditor.pl --a list --i 編集した定義ファイルのパス
    以下の形式で出力されるため、編集したフローの名前、または編集したEntityIDのフェーズ・タスクの名前や説明が正しく変わっていることを確認します。
    - フローの名前:
      - フェーズの名前:
          Description: フェーズの説明
          EntityID: フェーズのEntityID
          TaskList:
          - タスクの名前:
              Description: タスクの説明
              EntityID: タスクのEntityID