ここでは、マネージャーを再インストールしたあと、クローニングイメージの採取・配付がエラーになる場合のトラブルシューティングについて説明します。
すでにサーバを登録したことがあるマネージャーを再インストールすると、以下の場合に、マネージャーとエージェントの間の証明書が不一致になり、クローニングイメージの採取・配付を行っている途中で、通信ができずにエラーになることがあります。
この場合、以下の方法で対処を行ってください。
問題解決後、同じ証明書の問題を避けるために、本問題の原因となっている証明書を含んだクローニングイメージについて、再採取することをお勧めします。
【Windowsマネージャー】
>"インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm" mgrctl stop "インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm" certctl list
【Linuxマネージャー】
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm mgrctl stop # /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm certctl list
コマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド編) VE」の「5.4 rcxadm certctl」と「5.11 rcxadm mgrctl」を参照してください。
結果例
Truststore: -------------- キーストアのタイプ: jks キーストアのプロバイダ: SUN キーストアには4エントリが含まれます。 client2, 2007/05/10, trustedCertEntry, 証明書のフィンガープリント (MD5): 0F:4E:1C:DB:19:AE:3B:82:9D:74:93:6C:46:D8:7C:D2 client1, 2007/05/10, trustedCertEntry, 証明書のフィンガープリント (MD5): 9D:99:ED:88:C0:8F:32:26:60:FA:4C:96:A2:34:5A:45 server4, 2007/05/11, trustedCertEntry, 証明書のフィンガープリント (MD5): DC:E3:19:59:08:6D:C4:AD:B4:C7:F6:5C:E1:52:0A:1A (注) server3, 2007/05/11, trustedCertEntry, 証明書のフィンガープリント (MD5): 9B:EB:94:58:90:E8:09:BE:BD:FA:14:83:9D:87:3A:E4 ... Keystore: -------------- キーストアのタイプ: jks キーストアのプロバイダ: SUN キーストアには 2 エントリが含まれます。 client, 2007/05/11, keyEntry, 証明書のフィンガープリント (MD5): AA:55:85:54:6B:57:80:4F:8C:6E:2E:AA:7C:77:DB:F6 (注2) server, 2007/05/11, keyEntry, 証明書のフィンガープリント (MD5): 14:48:31:68:C9:CA:66:E1:E0:34:8A:FC:1C:17:19:EF |
【Windows】
>"インストールフォルダー\Agent\bin\rcxadm" agtctl stop "インストールフォルダー\Agent\bin\rcxadm" certctl list
【Linux】
# /opt/FJSVrcxat/bin/rcxadm agtctl stop # /opt/FJSVrcxat/bin/rcxadm certctl list
【Solaris】
# /opt/FJSVrcvat/bin/rcxadm agtctl stop # /opt/FJSVrcvat/bin/rcxadm certctl list
コマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド編) VE」の「5.2 rcxadm agtctl」と「5.4 rcxadm certctl」を参照してください。
結果例
Truststore: -------------- キーストアのタイプ: jks キーストアのプロバイダ: SUN キーストアには 1 エントリが含まれます。 client1, 2007/05/11, trustedCertEntry, 証明書のフィンガープリント (MD5): AA:55:85:54:6B:57:80:4F:8C:6E:2E:AA:7C:77:DB:F6 (注2) ... Keystore: -------------- キーストアのタイプ: jks キーストアのプロバイダ: SUN キーストアには1エントリが含まれます。 server, 2007/05/11, keyEntry, 証明書のフィンガープリント (MD5): DC:E3:19:59:08:6D:C4:AD:B4:C7:F6:5C:E1:52:0A:1A (注) |
(注)で示す例のようにエージェントのKeystoreに含まれるフィンガープリントが、手順1.の「結果例」で示したマネージャーのTruststoreに含まれているか確認します。
含まれていない場合、「対処方法」を参照し、対処を行ってください。
(注2)で示す例のようにエージェントのTruststoreに含まれるフィンガープリントが、手順1.の「結果例」で示したマネージャーのKeystoreに含まれているか確認します。
含まれていない場合、「対処方法」を参照し、対処を行ってください。
【Windows】
"インストールフォルダー\Agent\bin\rcxadm" certctl init "インストールフォルダー\Agent\bin\rcxadm" agtctl start
【Linux】
# /opt/FJSVrcxat/bin/rcxadm certctl init # /opt/FJSVrcxat/bin/rcxadm agtctl start
【Solaris】
# /opt/FJSVrcvat/bin/rcxadm certctl init # /opt/FJSVrcvat/bin/rcxadm agtctl start
【Windowsマネージャー】
"インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm" mgrctl start
【Linuxマネージャー】
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm mgrctl start