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ServerView Resource Orchestrator V3.2.0 トラブルシューティング集
FUJITSU Software

13.1 デスクトップヒープが枯渇した場合

意味

以下のOSの場合、システムイベントログに警告イベントが表示されることがあります。

デスクトップヒープと呼ばれる、OSのメモリ領域の割当てに失敗しています。

注意

システムの起動後、デスクトップヒープの割当てが失敗したときに、初回だけOSは上記のイベントログを出力します。
デスクトップヒープの詳細は、「マイクロソフト サポート技術情報 - 184802」を参照してください。


対処

デスクトップヒープの適正値を見積もる方法はありません。
デスクトップヒープの値を変更する場合は、以下の手順で少しずつメモリ領域を拡張してください。

  1. レジストリエディターを起動します。

    [スタート]-[ファイル名を指定して実行]で、[regedit]と入力して[OK]ボタンをクリックします。

  2. [SubSystems]キーに移動します。

    [HKEY_LOCAL_MACHINE]ツリー上の以下のキーに移動します。

    \System\CurrentControlSet\Control\Session Manager\SubSystems

  3. [Windows]を選択します。

  4. [編集]メニューから[修正]を選択します。

  5. [SharedSection]の値を変更して、デスクトップヒープを増加させます。

    3番目の値(zzzz)を256KBまたは512KBずつ増加させてください。3番目の値(zzzz)の単位はKBです。

    SharedSection=xxxx,yyyy,zzzz

    注1) 本製品が動作する上で、1番目の値(xxxx)および2番目の値(yyyy)を変更する必要はありません。
    注2) 3番目の値(zzzz)が省略されている場合は、2番目の値(yyyy)と同じ値が設定されています。3番目の値(zzzz)には、2番目の値(yyyy)よりも大きな値を設定してください。

  6. システムを再起動します。

注意

レジストリエディターなどを使用してレジストリを誤って変更すると、深刻な問題が発生することがあります。最悪の場合、OSの再インストールが必要になることがあります。
レジストリの変更時には、事前にシステムをバックアップするなどして、慎重に作業してください。