ページの先頭行へ戻る
ServerView Resource Orchestrator V3.1.1 トラブルシューティング集
ServerView

3.9 状態が"unknown"の仮想L-Serverに対する操作が失敗する。

意味

状態が"unknown"の仮想L-Serverに対して以下の操作を行うと、エラーが発生する場合があります。

また、エラーが発生したときに、以下のメッセージが表示される場合があります。

以下の原因が考えられます。

  1. サーバ仮想化ソフトウェア上から、L-Serverで使用していたVMゲストを削除した

  2. 仮想マシンの構成パラメーター(uuid.action)が未設定またはkeep以外に設定されている仮想マシンをサーバ間移動(マイグレーション)した

    仮想マシンの構成パラメーターについては、「設計ガイド VE」の「D.2 利用する製品別の設定」を参照してください。

  3. 仮想マシンのバックアップ・リストアを行ったため、仮想マシンのUUIDが変更された


対処

以下の手順で仮想L-Serverを削除してください。

  1. RORコンソールの[リソース]タブで、状態が"unknown"になっている仮想L-Serverの以下の項目に"-"が表示されていることを確認します。

    • [リソース詳細]タブの[割当てリソース情報]タブの[リソース名]

    • [リソース詳細]タブの[割当てリソース情報]タブの[ゲスト名]

  2. 状況に応じて、手順1.の仮想L-Serverに対して以下のどちらかの対処を行います。

    1. VM管理製品上に残っている仮想マシンを、再度、仮想L-Serverとして管理する場合

      rcxadm lserver showコマンドを実行し、仮想L-Serverの詳細情報を退避してください。

    2. L-Platformに含まれている仮想L-Serverの場合

      L-Platformから仮想L-Serverを解除してください。

  3. 仮想L-Serverを削除します。


VM管理製品上に残っている仮想マシンを、再度、本製品で管理する場合は、以下の手順を実行してください。

  1. 仮想マシンと仮想L-Serverを関連付けます。

    仮想マシンの電源がON状態で、かつテナントフォルダー配下のL-Platformとして仮想L-Serverを取り込む場合、L-Platformの作成先テナントフォルダーを[作成先フォルダー]に指定してください。

  2. 仮想L-Serverの仕様を変更します。

    事前に退避しておいた仮想L-Serverの詳細情報を元に、以下の仮想L-Serverの仕様を変更してください。

    • L-Serverテンプレート名

    • イメージ名

    • 使用するVMホスト

    仮想L-Serverの仕様変更には、rcxadm lserver modifyコマンドを使用してください。

  3. L-Platformに仮想L-Serverを取り込みます。

    L-Platformとして管理する場合、L-Platformに仮想L-Serverを取り込んでください。


参照

rcxadm lserverコマンドの詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。

L-Platform管理コマンドの詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「第10章 L-Platform管理」を参照してください。