意味
Solarisゾーンの仮想L-Serverの作成が、長時間経過しても終了しないことがあります。この場合、仮想L-ServerのOSインストール時に、パラメーター入力待ち状態で停止している可能性があります。
仮想L-Serverを作成中のVMホストにログインし、以下について確認してください。
以下のコマンドを実行し、作成中の非大域ゾーンの状態が、"running"であることを確認します。
# zoneadm list -vc <RETURN> |
以下のコマンドを実行して、手順1.で確認した非大域ゾーンにログインします。
ログイン後、OSインストール時のパラメーター入力画面が表示されている場合、本現象が発生していることを確認できます。
# zlogin -C zonename <RETURN> |
対処
以下の原因が考えられます。
VMホストに存在しないネットワークインターフェースを指定していないか確認してください。
詳細は、「導入ガイド CE」の「C.7.4 ネットワークの手動設定」を参照してください。
VMホストでほかのゾーンが使用しているネットワークインターフェースを指定していないか確認しください。
詳細は、「導入ガイド CE」の「C.7.4 ネットワークの手動設定」を参照してください。
L-ServerのネットワークインターフェースをDHCP設定にした場合、DHCPサーバからIPアドレスが割り振られる設定になっているか確認してください。
L-Serverに割り振られるIPアドレスが重複していないか確認してください。
ネットワークインターフェースの詳細は、「導入ガイド CE」の「C.7.4 ネットワークの手動設定」を参照してください。
以下の対処手順を実行したあと、仮想L-Server作成時に指定したパラメーター、および環境を見直して、再操作してください。
ログインしていた非大域ゾーンからログアウトします。
非大域ゾーンを停止します。
以下のコマンドを実行して非大域ゾーンを削除します。
# zoneadm -z zonename uninstall <RETURN> # zoneadm -z zonename delete <RETURN> |
RORコンソールで実行していた処理が終了したことを確認します。