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Enterprise Postgres 14 クラスタ運用ガイド(データベース多重化編)
FUJITSU Software

3.2.2 Mirroring Controllerの停止

Mirroring Controllerの停止方法は、以下の2つがあります。

注意

Mirroring Controllerの停止は、“Administrator”権限のある(Administratorsグループに属するユーザーIDを持つ)ユーザーが行ってください。

mc_ctlコマンドで停止する

Mirroring Controllerが起動された状態で、コマンドプロンプトからmc_ctlコマンドをstopモードで実行して、Mirroring Controllerを停止します。

例)
> mc_ctl stop -M D:\mcdir\inst1

ポイント

Mirroring Controllerのプロセスのみを停止する場合には、mc_ctlコマンドのstopモードに--mc-onlyオプションを指定することで行えます。

参照

mc_ctlコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

サービスを停止する

[管理ツール]の[サービス]ウィンドウで、Mirroring Controllerのサービスを選択して、[停止]メニューをクリックします。

注意

  • 意図しない自動切り替えを発生させないためには、プライマリサーバのOSをシャットダウンする前に、必ずMirroring Controllerを停止するか、またはスタンバイサーバのOSをシャットダウンしてください。

  • サービスを停止する場合、停止するインスタンスを利用するアプリケーションやプログラムが実行している場合はそれらを終了させてから、Mirroring Controllerを停止してください。

  • Mirroring Controllerを停止せずにインスタンスのみを停止した場合には、以下の影響があります。

    • 自動切り替え/切り離しを有効化する場合

      Mirroring Controllerがインスタンスに異常が発生したと判断して、不必要な自動切り替えを行ってしまいます。また、自動切り替えが正常に動作しなくなる場合があります。

    • 自動切り替え/切り離しを有効化しない場合

      Mirroring Controllerがインスタンスに異常が発生したと判断して、イベントログにエラーを出力してしまいます。