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NetCOBOL V12a (V12.2.0A) リリース情報
FUJITSU Software

2.10.15 障害修正に関する互換情報

ここでは、PowerSORT Server V3.0L20以降で実施された障害修正により動作が変わるものを以下の表で説明します。

表2.7 PowerSORT Serverの障害修正に関する互換情報

項番

V/L(*1)

P番号

変更内容

1

V3.0L10

以下の条件の場合、キーフィールドの指定の誤りが検出されず、改行をキーフィールドに含んで処理することがありましたが、PowerSORT Server V3.0L20以降では、障害修正の吸収により「キーフィールド(※誤りのあるフィールド番号)の指定に誤りがあります.」というエラーメッセージを出力してエラー終了するようになりました。

  1. bsortexコマンドを使用している。かつ、

  2. テキストファイル固定フィールド指定である。かつ、

  3. キーフィールドが“指定した最大レコード長-改行の長さ”を超えた位置を含んでいる。

2

V3.0L10

以下の条件の場合、選択フィールドの指定の誤りが検出されず、レコード外を選択フィールドに含んで処理していましたが、PowerSORT Server V3.0L20以降では、障害修正の吸収により「選択フィールド(※誤りのあるフィールド番号)の指定に誤りがあります.」というエラーメッセージを出力してエラー終了するようになりました。

  1. bsortコマンド、またはBSORT関数を使用している。かつ、

  2. バイナリファイル指定である。かつ、

  3. 選択フィールドの終了位置が“レコード長+1”である。

3

V3.0L10

以下の条件の場合、オプション指定の誤りが検出されず、オプション指定を無視して動作してしまうことがありましたが、PowerSORT Server V3.0L20では、障害修正の吸収により「オプション(-a)の指定に誤りがあります.」というエラーメッセージを出力してエラー終了するようになりました。また、PowerSORT Server V4.0L10以降では、機能追加によりアーギュメントファイルオプションと他のオプションを同時に指定できるようになりました。

  1. bsortコマンドを使用している。かつ、

  2. アーギュメントファイルオプションと他のオプションを同時に指定している。

4

V3.0L10

以下の条件の場合、集約フィールドの指定の誤りが検出されず、レコード集約処理において「集約フィールドが存在しないレコードが入力されたため,集約処理を中止します.」という警告メッセージを出力してレコード集約処理が中断されることがありましたが、PowerSORT Server V3.0L20以降では、障害修正の吸収により「集約フィールド(※誤りのあるフィールド番号)の指定に誤りがあります.」というエラーメッセージを出力してエラー終了するようになりました。

  1. テキストファイル固定フィールド指定である。かつ、

  2. 集約フィールドが“指定した最大レコード長-改行の長さ”を超えた位置を含んでいる。

5

V3.0L10

以下の条件の場合、集約フィールドの指定の誤りが検出されず、集約フィールドのデータ形式にASCIIコードを指定したとみなして処理していましたが、PowerSORT Server V3.0L20以降では、障害修正の吸収により「集約フィールド(※誤りのあるフィールド番号)の指定に誤りがあります.」というエラーメッセージを出力してエラー終了するようになりました。

  1. bsortコマンドを使用している。かつ、

  2. テキストファイル指定である。かつ、

  3. 集約フィールドに以下のデータ形式を指定している。

    • 固定小数点2進数

    • 符号なし固定小数点2進数

    • 8086形式固定小数点2進数

    • 8086形式符号なし固定小数点2進数

    • システム依存形式固定小数点2進数

    • システム依存形式符号なし固定小数点2進数

    • 内部10進数

    • 符号なし内部10進数

    • 外部10進数

    • 符号なし外部10進数

6

V3.0L10

以下の条件の場合、PowerSORTの出力結果が異常になることがありましたが、PowerSORT Server V3.0L20以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. bsortexコマンドを使用している。かつ、

  2. ASCIIコードとEBCDICコード間の変換方式(iconvオペランド)に'1'、または'2'を指定している。かつ、

  3. 以下のいずれかを指定している。

    • 入力ファイルのコード系(icodeオペランド)がASCIIコード系、かつキーフィールドのデータ形式がEBCDICコードの場合

    • 入力ファイルのコード系(icodeオペランド)がEBCDICコード系、かつキーフィールドのデータ形式がASCIIコードの場合

    • 選択フィールドのデータ形式がEBCDICコード、かつ文字列の自己規定値指定の場合

    • 再編成フィールドのデータ形式がEBCDICコード、かつ文字列の自己規定値指定の場合

7

V3.0L10

以下の条件の場合、PowerSORTの出力結果が異常(レコード集約機能による左余白の空白設定、または0設定に誤りがある)になることがありましたが、PowerSORT Server V3.0L20以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. レコード集約機能を指定している。かつ、

  2. テキストファイル指定である。

8

V3.0L10

以下の条件の場合、再編成フィールドの指定の誤りが検出されず、異常な再編成結果を出力していましたが、PowerSORT Server V3.0L20以降では、障害修正の吸収により「再編成フィールド(※誤りのあるフィールド番号)の指定に誤りがあります.」というエラーメッセージを出力してエラー終了するようになりました。

  1. bsortexコマンドを使用している。かつ、

  2. レコード再編成機能で自己規定値を指定している。かつ、

  3. 以下のいずれかを指定している。

    • 自己規定値のデータ形式がASCIIコードまたはシフトJISコード、かつ入力ファイルのコード系(icodeオペランド)がEBCDICコード系である。

    • 自己規定値のデータ形式がEBCDICコード、かつ入力ファイルのコード系(icodeオペランド)がASCIIコード系または省略されている

9

V3.0L10

以下の条件の場合、ソート機能、マージ機能、またはレコード選択機能の処理結果に誤りがあることがありましたが、PowerSORT Server V3.0L20以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. テキストファイル浮動フィールド指定である。かつ、

  2. キーフィールド、または選択フィールドの操作に'd'、または'i'を指定している。

10

V3.0L10

V3.0L20

以下の条件の場合、集約フィールド内のデータの誤りが検出されず、異常な集約結果を出力することがありましたが、PowerSORT Server V4.0L10以降では、障害修正の吸収により「集約フィールド(※誤りのあるフィールド番号)の内部に不適切なコードが発見されたため,集約処理を中断します.」という警告メッセージを出力してレコード集約処理を中断するようになりました。

  1. レコード集約機能を指定している。かつ、

  2. テキストファイルである。かつ、

  3. 集約フィールド内のデータにおいて、数字の後に符号が存在する。

11

V3.0L10

V3.0L20

以下の条件の場合、指定したメモリサイズの不足が検出されず、「PowerSORTの処理で内部論理の矛盾を検出しました.(qha5ioff-61)」という不適切なエラーメッセージを出力することがありましたが、PowerSORT Server V4.0L10以降では、障害修正の吸収により「PowerSORTの動作に必要な領域を確保できません.」というエラーメッセージを出力するようになりました。

  1. マージ機能を指定している。かつ、

  2. 作業域の大きさ(メモリサイズ)を指定している。かつ、

  3. 指定した作業域の大きさ(メモリサイズ)が、入力ファイル数、レコード長から計算される必要メモリサイズより少ない。

12

V3.0L10

V3.0L20

P803978

以下の条件の場合、PowerSORTの出力結果が異常になっていましたが、PowerSORT Server V4.0L10以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. ソート機能、またはマージ機能を指定している。かつ、

  2. キーフィールドのデータ形式に、文字形式2桁年号、外部10進形式2桁年号、内部10進形式2桁年号、10進形式2桁年号のいずれかを指定している。かつ、

  3. 指定したデータ形式としては許されないコードがキーフィールド内に含まれている。

13

V3.0L10

V3.0L20

以下の条件の場合、PowerSORTの終了コードが-1になることがありましたが、PowerSORT Server V4.0L10以降では、障害修正の吸収により終了コードを1としました。

  1. bsortexコマンド、またはbsortコマンドを使用している。かつ、

  2. PowerSORTの処理中にエラーを検出した。

14

V3.0L10

V3.0L20

PG22291

以下の条件の場合、PowerSORTが「PowerSORTの処理で内部論理の矛盾を検出しました.(qha5term-72)」というエラーメッセージを出力してエラー終了(注)することがありましたが、PowerSORT Server V4.0L10以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. ソート機能を指定している。かつ、

  2. 一時ファイルに出力するデータブロックの最後から2番目が一時ファイルの空きディスク容量を超えた。

注) bsortexコマンド、またはbsortコマンドの終了コードは0(正常終了)となります。

15

V3.0L10

V3.0L20

PG22317

以下の条件の場合、PowerSORTが終了コード0(正常終了)で終了することがありましたが、PowerSORT Server V4.0L10以降では、障害修正の吸収により終了コードを1(異常終了)としました。

  1. bsortexコマンド、またはbsortコマンドを使用している。かつ、

  2. PowerSORTの処理中に以下の異常が発生した。

    • 入力レコード件数と出力レコード件数が一致しない。

    • 入力ファイル、または出力ファイルのクローズでエラーが発生した。

    • ライブラリのデリートでエラーが発生した。

16

V3.0L10

V3.0L20

PG22337

以下の条件の場合、PowerSORTが「PowerSORTの処理で内部論理の矛盾を検出しました.(qha5term-72)」というエラーメッセージを出力してエラー終了(注1)することがある、または処理を返さなくなる(注2)ことがありましたが、PowerSORT Server V4.0L10以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. bsortexコマンドを使用している。かつ、

  2. 出力ファイルのレコード選択機能を指定している、または出力ファイルのレコード再編成機能を指定している。

注1) bsortexコマンドの終了コードは0(正常終了)となります。

注2) 本障害は領域破壊を起こすため、その他にも様々な現象が起きる可能性があります。

17

V3.0L10

V3.0L20

以下の条件の場合、PowerSORTのレコード集約機能の結果が異常(レコード集約機能による左余白の空白設定/0設定、または符号の付加に誤りがある)になることがありましたが、PowerSORT Server V4.0L10以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. ソート機能、またはマージ機能を指定している。かつ、

  2. テキストファイル指定である。かつ、

  3. レコード集約機能を指定している。

18

V3.0L10

V3.0L20

以下の条件の場合、PowerSORTのレコード集約処理の結果に誤りがあることがありましたが、PowerSORT Server V4.0L10以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. テキストファイル浮動フィールド指定である。かつ、

  2. レコード集約機能を指定している。かつ、

  3. lastオペランドを指定している。かつ、

  4. 集約フィールドに指定した長さと集約処理後のフィールドの長さが異なっている。

19

V3.0L10

V3.0L20

以下の条件の場合、PowerSORTのレコード集約処理の結果に誤りがあることがありましたが、PowerSORT Server V4.0L10以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. テキストファイル指定である。かつ、

  2. レコード集約機能を指定している。かつ、

  3. 集約フィールドのデータ形式にUnicode UCS-2形式を指定している。かつ、

  4. 集約フィールド内に誤った文字が存在する。

20

V3.0L10

V3.0L20

以下の条件の場合、PowerSORTのソート処理、またはマージ処理の結果に誤りがあることがありましたが、PowerSORT Server V4.0L10以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. bsortコマンドを使用している。かつ、

  2. キーフィールドのデータ形式にUnicode UCS-2形式を指定している。かつ、

  3. 環境変数BSORT_UCS2TYPEを指定していない。かつ、

  4. キーフィールド内のバイトオーダーがLittle Endianである。

21

V3.0L10

V4.0L10

以下の条件の場合、PowerSORTの出力結果に誤りがあることがありましたが、PowerSORT Server V5.0L10以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. テキストファイル指定である。かつ、

  2. キーフィールド、または選択フィールドのデータ形式がUnicode UCS-2形式である。かつ、

  3. フィールドの操作にbを指定している。かつ、

  4. フィールド内のデータが空白またはタブで、その後ろにも空白またはタブのデータが続いている。

22

V3.0L10

V4.0L10

以下の条件の場合、PowerSORTの出力結果に誤りがあることがありましたが、PowerSORT Server V5.0L10以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. テキストファイル指定である。かつ、

  2. キーフィールド、または選択フィールドのデータ形式がUnicode UCS-2形式である。かつ、

  3. フィールドの操作にnを指定している。かつ、

  4. フィールド内のデータに数字を含まないレコードが存在している。かつ、

  5. レコードの先頭に'9'よりも大きなデータが存在している。

23

V3.0L10

V4.0L10

以下の条件の場合、PowerSORTのレコード選択処理の結果に誤りがあることがありましたが、PowerSORT Server V5.0L10以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. レコード選択機能を指定している。かつ、

  2. 選択フィールドのデータ形式に外部10進数を指定している。かつ、

  3. 入力ファイルのコード系にASCIIコード系 (Micro Focus COBOL形式、COBOL/2形式)を指定している。

24

V3.0L10

V4.0L10

PG46785

以下の条件の場合、PowerSORTのレコード選択処理の結果に誤りがあることがありましたが、PowerSORT Server V5.0L10以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. レコード選択機能を指定している。かつ、

  2. 選択フィールドに以下のデータ形式を指定している。かつ、

    • 外部10進数

    • 前置オーバパンチ符号付数字

    • 後置オーバパンチ符号付数字

  3. 入力ファイルのコード系にUnicode系(UCS-2形式)、またはUnicode系(UTF-8形式)を指定している。

25

V3.0L10

V4.0L10

以下の条件の場合、PowerSORTが「テキストファイルで入力コード系にEBCDICコード系を指定してます.」というエラーメッセージを出力していましたが、PowerSORT Server V5.0L10以降では、障害修正の吸収により「テキストファイルで入力コード系にEBCDICコード系を指定しています.」というエラーメッセージを出力するようになりました。

  1. BSORT関数を使用したC言語のアプリケーションを作成して実行している。かつ、

  2. テキストファイル指定である。かつ、

  3. 入力ファイルのコード系にEBCDICコード系を指定している。

26

V3.0L10

V4.0L10

以下の条件の場合、PowerSORTの出力結果に誤りがあることがありましたが、PowerSORT Server V5.0L10以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. バイナリファイル指定である。かつ、

  2. レコード形式に可変長レコード形式を指定している。かつ、

  3. レコード再編成機能を指定している。かつ、

  4. 再編成フィールドの記述形式が「pos.END」である。

27

V4.0L10

PG45790

以下の条件の場合、出力ファイルの先頭にBOMが出力されないことがありましたが、PowerSORT Server V5.0L10以降では、障害修正の吸収により出力ファイルの先頭にBOMが出力されるようになりました。

  1. テキストファイル指定である。かつ、

  2. 入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式)、またはUnicode系(UTF-8形式)である。かつ、

  3. 入力ファイルの先頭にBOM(Byte Order Mark)が存在している。かつ、

  4. 環境変数BSORT_UNICODEBOMにONを指定している、または指定を省略している。かつ、

  5. 出力件数が0件である。

28

V3.0L10

V5.0L10
(V9.0L10)

PG61364

以下の条件の場合、ソート処理、マージ処理、またはレコード選択処理の結果に誤りがあることがありましたが、PowerSORT Server V6.0.0以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. テキストファイル指定である。かつ、

  2. キーフィールド、または選択フィールドのデータ形式がシフトJISコードである。かつ、

  3. フィールドの操作にiを指定している。

29

V3.0L10

V5.0L10
(V9.0L10)

PG61365

以下の条件の場合、PowerSORTが「bsrtopen関数で指定したBSRTPRIM(keyoption2)に誤りがあります.」という不適切なエラーメッセージを出力していましたが、PowerSORT Server V6.0.0以降では、障害修正の吸収により「レコード全体をキーフィールドとする場合のキーフィールドの操作に誤りがあります.」というエラーメッセージを出力するようになりました。

  1. bsortコマンドを使用している。かつ、

  2. キーフィールドを指定していない。かつ、

  3. テキストファイル指定である。かつ、

  4. キーフィールドの操作に'w'と'N'を同時に指定している。

30

V3.0L10

V5.0L10
(V9.0L10)

PG61366

以下の条件の場合、PowerSORTが「オプション(n(key))と(l(key) or w(key))は同時に指定できません.」、または「キーオプションの数字の算術的比較と英数字の分割比較は同時に指定できません.」等の不適切なエラーメッセージを出力していましたが、PowerSORT Server V6.0.0以降では、障害修正の吸収により「レコード全体をキーフィールドとする場合のキーフィールドの操作に誤りがあります.」というエラーメッセージを出力するようになりました。

  1. bsortexコマンドを使用している。かつ、

  2. キーフィールドにALLを指定している。かつ、

  3. キーフィールドの操作に'n'、'N'、'w'のいずれかを同時に指定している。

31

V3.0L10

V5.0L10
(V9.0L10)

PG61377

以下の条件の場合、PowerSORTが出力する「ファイル(※入力ファイル名)からのレコード入力中にエラー(※補足情報)が発生しました.」というエラーメッセージの補足情報が不適切となることがありましたが、PowerSORT Server V6.0.0以降では、障害修正の吸収により適切な補足情報を出力するようになりました。

  1. 入力ファイルのファイルシステムがシステムの標準ファイルシステムである。かつ、

  2. 入力ファイルからのレコード入力中に以下の異常が検出された。

    • バイナリファイルの場合、ファイルサイズが指定したレコード長の倍数でない。

    • テキストファイルの場合、指定したレコード長より長いレコードが存在する。

    • テキストファイル、かつ入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式)の場合、レコード長が奇数であるレコードが存在する。

32

V3.0L10

V5.0L10
(V9.0L10

V9.0L20)

PG61368

以下の条件の場合、指定されたオプションを無視して動作してしまうことがありましたが、PowerSORT Server V6.0.0以降では、「オプション(-P)の指定に誤りがあります.」というエラーメッセージを出力してエラー終了するようになりました。

  1. bsortコマンドを使用している。かつ、

  2. 処理定義ファイルオプション(-P)を指定している。かつ、

  3. 同時に他のオプションを指定している。

33

V3.0L10

V5.0L10
(V9.0L10

V9.0L20)

PG61369

以下の条件の場合、PowerSORTが出力するメッセージ内のエラーコードに誤りがあることがありましたが、PowerSORT Server V6.0.0以降では、障害修正の吸収により正しいエラーコードを出力するようになりました。

  1. 入力ファイル、または出力ファイルのファイルシステムに富士通COBOLファイルシステムを指定している。かつ、

  2. 富士通COBOLファイルシステムで何らかのエラーが発生した。

34

V3.0L10

V5.0L10
(V9.0L10

V9.0L20)

PG61370

以下の条件の場合、PowerSORTが「An necessary PowerSORT working area cannot be secured.」というエラーメッセージを出力していましたが、PowerSORT Server V6.0.0以降では、障害修正の吸収により「A necessary PowerSORT working area cannot be secured.」というエラーメッセージを出力するようになりました。

  1. 英語メッセージが出力される環境でPowerSORTを使用している。かつ、

  2. PowerSORTが必要とするメモリが割り当てられない。

35

V3.0L10

V5.0L10
(V9.0L10

V9.0L20)

PG61372

以下の条件の場合、PowerSORTが「Max output file size is specified with the file system which dose not support it.」というエラーメッセージを出力していましたが、PowerSORT Server V6.0.0以降では、障害修正の吸収により「Max output file size is specified with the file system which does not support it.」というエラーメッセージを出力するようになりました。

  1. 英語メッセージが出力される環境でPowerSORTを使用している。かつ、

  2. 出力ファイルシステムがシステムの標準ファイルシステム以外である。かつ、

  3. 出力可能な最大ファイルサイズを指定している。

36

V3.0L10

V5.0L10
(V9.0L10

V9.0L20)

PG61374

以下の条件の場合、再編成フィールドの指定の誤りが検出できず、PowerSORTが異常なレコードを出力することがありましたが、PowerSORT Server V6.0.0以降では、障害修正の吸収により「再編成フィールド(※誤りのあるフィールド番号)の指定に誤りがあります.」というエラーメッセージを出力してエラー終了するようになりました。

  1. テキストファイル指定である。かつ、

  2. 入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式)である。かつ、

  3. レコード再編成機能を指定している。かつ、

  4. 再編成フィールドの長さが2の倍数でない。または、テキストファイル固定フィールド指定のときに再編成フィールドの位置が2の倍数でない。

37

V3.0L10

V5.0L10
(V9.0L10

V9.0L20)

PG61375

以下の条件の場合、PowerSORTの出力結果が異常になることがありましたが、PowerSORT Server V6.0.0以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. テキストファイル浮動フィールド指定である。かつ、

  2. 入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式)である。かつ、

  3. キーフィールド、選択フィールド、再編成フィールド、または集約フィールドを指定している。

38

V3.0L10

V5.0L10
(V9.0L10

V9.0L20)

PG61693

以下の条件の場合、指定されたキーフィールドの操作に関する排他エラーが検出できず、動作してしまうことがありましたが、PowerSORT Server V6.0.0以降では、障害修正の吸収により「レコード全体をキーフィールドとする場合のキーフィールドの操作に誤りがあります.」というエラーメッセージを出力してエラー終了するようになりました。

  1. BSORT関数を使用したC言語のアプリケーションを作成し実行している。かつ、

  2. キーフィールドの指定を省略している。かつ、

  3. BSRTPRIM構造体のkeyoptionにBS_CHARNUMを指定している。かつ、

  4. BSRTPRIM構造体のkeyoptionにBS_NUMERIC、またはkeyoption2にBS_WCHRを指定している。

39

V3.0L10

V5.0L10
(V9.0L10

V9.0L20)

PG61694

以下の条件の場合、キーフィールドの操作にBSOPT_LNが指定されたものとして動作していましたが、PowerSORT Server V6.0.0以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. BSORT関数を使用したC言語のアプリケーションを作成し実行している。かつ、

  2. キーフィールドの操作にBSOPT_Nを指定している。

40

V3.0L10

V5.0L10
(V9.0L10

V9.0L20)

PG62207

以下の条件の場合、1つのファイルに出力可能な最大ファイルサイズ、または1つのファイルに出力可能な最大レコード数の指定によるファイルの分割出力機能が正常に動作しないことがありましたが、PowerSORT Server V6.0.0以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. bsortexコマンドを使用している。かつ、

  2. -outputオプションでmaxfilesizeオペランド、またはmaxrecnumオペランドを指定している。かつ、

  3. PowerSORTが用意した出力バッファ内に格納されているレコードを全て出力した時点でファイルの分割を行う条件となった。

41

V3.0L10

V5.0L10
(V9.0L10

V9.0L20)

PG62208

以下の条件の場合、PowerSORTが出力する「キーフィールド(※誤りのあるフィールド番号)の指定に誤りがあります.」というエラーメッセージ内の“※誤りのあるフィールド番号”に誤りがありましたが、PowerSORT Server V6.0.0以降では、障害修正の吸収により正しい“※誤りのあるフィールド番号”を出力するようになりました。

  1. テキストファイル浮動フィールド指定である。かつ、

  2. 入力ファイルのレコード再編成機能を指定している。かつ、

  3. 入力ファイルのレコード再編成機能の指定によりキーフィールドが存在しないレコードとなった。

42

V3.0L10

V5.0L10
(V9.0L10

V9.0L20)

PG62209

以下の条件のとき、レコードを正常に入力できず、出力結果に誤りがあることがありましたが、PowerSORT Server V6.0.0以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. 入力ファイルが標準入力である。かつ、

  2. 入力ファイルのコード系がUnicode UCS-2形式である。

43

V3.0L10

V5.0L10
(V9.0L10

V9.0L20)

PG62211

以下の条件の場合、1つのファイルに出力可能な最大レコード数の指定によるファイルの分割出力機能が正常に動作しない(maxrecnumオペランドで指定したレコード件数を超えて出力される)ことがある、または「PowerSORTの処理で内部論理の矛盾を検出しました.(qha5term-72)」というエラーメッセージを出力してエラー終了することがありましたが、PowerSORT Server V6.0.0以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. bsortexコマンドを使用している。かつ、

  2. テキストファイル指定である。かつ、

  3. -outputオプションでmaxrecnumオペランドを指定している。かつ、

  4. 入力ファイル内にレコード分離文字だけのレコードが含まれる。

44

V3.0L10

V5.0L10
(V9.0L10

V9.0L20)

PG61376

以下の条件の場合、出力ファイル(標準出力)の先頭に余分なBOMが出力されることがありましたが、PowerSORT Server V6.0.0以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. マージ機能、またはコピー機能を指定している。かつ、

  2. テキストファイルの処理である。かつ、

  3. 入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式)、またはUnicode系(UTF-8形式)である。かつ、

  4. 出力ファイルが標準出力である。

45

V4.0L10

V5.0L10
(V9.0L10

V9.0L20)

PG61696

以下の条件の場合、PowerSORTの出力結果が異常になる(集約フィールドが指定した出力形式で出力されない)ことがありましたが、PowerSORT Server V6.0.0以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. テキストファイル浮動フィールド指定である。かつ、

  2. レコード集約機能を指定している。かつ、

  3. 集約フィールドの出力形式に'd'を指定している。

46

V4.0L10

V5.0L10
(V9.0L10

V9.0L20)

PG61697

以下の条件の場合、Unicodeファイルの入力開始時に無条件でBOMの長さ(注)分のデータを読み飛ばしていましたが、PowerSORT Server V6.0.0以降では、障害修正の吸収によりUnicodeファイルの先頭にBOMが存在するときだけ読み飛ばすようになりました。また、環境変数BSORT_UNICODEBOMの指定により、BOMを読み飛ばさないようにすることも可能です。

  1. マージ機能、またはコピー機能を指定している。かつ、

  2. テキストファイル指定である。かつ、

  3. 入力ファイルのコード系がUnicode(UCS-2形式、またはUTF-8形式)である。かつ、

  4. 入力ファイルが標準入力である。

注) Unicode系(UCS-2形式)の場合は2バイト、Unicode系(UTF-8形式)の場合は3バイト。

47

V4.0L10

V5.0L10
(V9.0L10

V9.0L20)

PG62212

以下の条件の場合、PowerSORTのレコード集約処理の結果に誤りがあることがありましたが、PowerSORT Server V6.0.0以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. bsortexコマンドを使用している。かつ、

  2. マージ機能を指定している。かつ、

  3. レコード集約機能を指定している。かつ、

  4. 集約フィールドの出力形式を指定している。かつ、

  5. -summaryオプションでfirstオペランドを指定している。

48

V4.0L10

V5.0L10
(V9.0L10

V9.0L20)

PG62213

以下の条件の場合、PowerSORTが「集約フィールド(※異常が検出されたフィールド番号)の内部に不適切なコードが発見されたため,集約処理を中断します.」という警告メッセージを出力してレコード集約処理が中断されていましたが、PowerSORT Server V6.0.0以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. テキストファイル浮動フィールド指定である。かつ、

  2. レコード集約機能を指定している。かつ、

  3. 集約フィールドの出力形式を指定している。かつ、

  4. 集約処理の対象とならないレコードの集約フィールド内に空白、またはタブが存在する。

49

V6.0.0
(V10.0.0

V10.1.0)

PG76059

以下の条件の場合、PowerSORTが実行結果誤り、無限ループ、または異常終了することがありましたが、PowerSORT Server V6.0.0A (*2)以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. bsortコマンド、bsortexコマンド、またはBSORT関数を使用している。かつ、

  2. ソート機能を指定している。かつ、

  3. テキストファイルCSV形式またはテキストファイルTSV形式を指定している。かつ、

  4. レコード集約機能または出力ファイルのレコード選択機能を指定している。かつ、

  5. 集約フィールドまたは選択フィールドがダブルクォーテーションで囲まれている。

50

V6.0.0
(V10.0.0

V10.1.0)

PG76539

以下の条件の場合、PowerSORTが実行結果誤り、または異常終了することがありましたが、PowerSORT Server V6.0.0A (*2)以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. bsortexコマンドを使用している。かつ、

  2. テキストファイルCSV形式またはテキストファイルTSV形式を指定している。かつ、

  3. 出力ファイルのレコード再編成機能を指定している。

51

V3.0L10

V6.1.0
(V10.5.0)

PH05442

以下の条件の場合、PowerSORTの実行で、レコード内に再編成フィールドまたは選択フィールドが存在するかどうかのチェックが正しく行われないことがありましたが、PowerSORT Server (32bit) V7.0.0以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. bsortexコマンドを使用している。かつ、

  2. レコード形式が以下のいずれかである。かつ、

    • バイナリファイル可変長レコード形式(-recordオプションのrecformオペランドが"var")

    • テキストファイル固定フィールド指定のレコード形式(-recordオプションのrecformオペランドが"txtfix")

  3. 2つ以上の出力ファイル情報オプション(-output)を指定している。かつ、

  4. 2つ以上の出力ファイル情報オプション(-output)で以下のいずれかの機能を指定している。かつ、

    • レコード再編成機能(reconstオペランド)

    • レコード選択機能(include/omit/caseオペランド)

  5. レコード再編成機能の場合、再編成フィールドとしてレコード内のフィールドを指定している("pos.len"の形式または"pos.END"の形式)。かつ、

  6. それぞれの出力ファイル情報オプション(-output)で指定した再編成フィールドの最大位置(「変位+長さ-1」の最大値)または選択フィールドの最大位置(「変位+長さ-1」の最大値)が異なる。

*1) V/Lは障害が存在する範囲を示します。()内のバージョンはNetCOBOLシリーズでのバージョン・レベルを示します。

*2) PowerSORT Server V6.0.0Aは、NetCOBOL Enterprise Edition V10.2.0およびV10.3.0に同梱されています。