リンカの変更にともない、V11.0以降のPowerCOBOLによって再ビルドしたアプリケーション(EXE)をマルチモニタ環境で実行する場合、子フォームの表示位置が変わります。
V10.5以前でビルドしたアプリケーション(EXE)の場合
マルチモニタ環境で、親フォームがセカンダリ側のディスプレイに存在するとき、子フォームをプライマリ側のディスプレイに表示しようとすると、プライマリ側には表示されず、親フォームの中央に表示されていました。
V11.0以降で再ビルドしたアプリケーション(EXE)の場合
アプリケーション(EXE)が表示する子フォームは、条件に関わらず指定した座標に表示されます。
なお、DLLだけを再ビルドした場合は、V10.5以前と同じ動作となります。
対処方法
子フォームを親フォームの中央に表示する必要がある場合は、アプリケーションを以下のとおり修正してください。
子フォームのStartUpPositionプロパティに"1-親ウィンドウの中央"を指定する
手続き中にフォームの座標の移動処理(MoveFormメソッドなど)が記述されている場合は削除する