変更内容
PowerCOBOL85 V3.0L20以前は、エントリ情報に指定された左辺の文字列の大文字/小文字を等価に扱っていました。PowerCOBOL97 V4.0L10以降は、デフォルトでエントリ情報の左辺の文字列の大文字/小文字を区別しています。このため、CALL文に指定したプログラム名と、エントリ情報に指定した左辺(副プログラム名、二次入口点名)は等しくなければなりません。
CALL文の指定 | エントリ情報の指定 | 呼出しの可否 |
---|---|---|
CALL "ABC" | ABC=A.DLL | ○ |
CALL "ABC" | abc=A.DLL | × |
対処方法
旧資産で、エントリ情報に指定した左辺(副プログラム名、二次入口点名)が、CALL文に指定したプログラム名と等しくない場合は、エントリ情報を修正するか、実行環境変数“@CBR_PGMENTRYINF_CASE=EQUIVALENCE” を指定してください。ただし、クラスおよびメソッドのエントリ情報については、大文字/小文字を等価に扱いません。
@CBR_PGMENTRYINF_CASE = { INEQUIVALENCE | EQUIVALENCE }
プログラム中で指定された副プログラム名または二次入口点名とエントリ情報で指定された左辺 (副プログラム名または二次入口点名) を比較する場合、英大文字/英小文字を等価とみなす(EQUIVALENCE)か、みなさない(INEQUIVALENCE)か、を指定します。