V11.0以降で以下のソフトウェアを移行する場合には、COBOLアプリケーションの見直しが必要です。
ソフトウェア | 移行先のソフトウェア | COBOLの機能 | 互換情報 |
---|---|---|---|
PowerRW+ または PowerRW+ for NetCOBOL | PowerRDBconnector for NetCOBOL | RDMファイル 非同期通信(ACM) ファイル定義体 | (1) |
MeFt/NET MeFt/NET-SV | MeFt/Web | クラサバ環境でのMeFt画面/印刷機能 | (2) |
PrintWalker/OVLオプション | - | 高速オーバレイ印刷 | (3) |
OSIV GSS21i マルチサーバシステムパック | - | XLデータパイプ | (4) |
RDMファイルを使用するアプリケーションをPowerRDBconnectorでデータベースを使用するアプリケーションに変更する必要があります。
RDMファイル資源をデータベース資源に移行してください。
実行用初期化ファイルをPowerRDBconnector用に変更してください。
COBOLプログラムに記述したトランザクション命令(開始、終了、取り消し)をPowerRDBconnector用に変更してください。
PowerSORTの入出力ファイルにRDMファイルを指定していた場合、PowerRDBconnectorでアクセスするデータベースはPowerSORTの入出力ファイルに指定できません。
詳細については、PowerRDBconnectorのマニュアルを参照してください。
注意
PowerRDBconnectorでは非同期メッセージ通信(ACM)は利用できません。
表示ファイル(あて先ACM)を使用したCOBOLプログラムは翻訳できますが、実行時に非同期メッセージ通信のソフトウェアが存在しないため、OPEN文の実行時にエラーになります。
MeFt/Webを利用するアプリケーションに変更し、クライアントサーバ型運用環境からWeb運用環境へ移行します。
MeFt/Webを利用するアプリケーションについては、MeFt/Webのマニュアルを参照してください。
VSPシリーズプリンタ用の高速オーバレイ印刷機能は利用できません。
PrintWalker/OVLオプションが提供する高速オーバレイ機能を利用するための環境変数情報
@CBR_OverlayPrintSPEC=PRINTMONITORおよび印刷情報ファイルのOverlayPrintSPECキーワードのPRINTMONITOR指定を削除してください。
高速オーバレイ機能の利用が指定されている場合、実行時にPrintWalker/OVLオプションが存在しないため、実行時エラーになります。
XLデータパイプは利用できません。XLデータパイプのパイプIDを指定して入出力文を実行すると、OPEN文の実行時にエラーになります。