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NetCOBOL V12a (V12.2.0A) リリース情報
FUJITSU Software

2.2.1 条件により必要となるソフトウェアの移行について

V11.0以降で以下のソフトウェアを移行する場合には、COBOLアプリケーションの見直しが必要です。

ソフトウェア

移行先のソフトウェア

COBOLの機能

互換情報

PowerRW+

または

PowerRW+ for NetCOBOL

PowerRDBconnector for NetCOBOL

RDMファイル

非同期通信(ACM)

ファイル定義体

(1)

MeFt/NET

MeFt/NET-SV

MeFt/Web

クラサバ環境でのMeFt画面/印刷機能

(2)

PrintWalker/OVLオプション

高速オーバレイ印刷

(3)

OSIV GSS21i マルチサーバシステムパック

XLデータパイプ

(4)

(1) PowerRW+からPowerRDBconnector に移行する場合

RDMファイルを使用するアプリケーションをPowerRDBconnectorでデータベースを使用するアプリケーションに変更する必要があります。

  • RDMファイル資源をデータベース資源に移行してください。

  • 実行用初期化ファイルをPowerRDBconnector用に変更してください。

  • COBOLプログラムに記述したトランザクション命令(開始、終了、取り消し)をPowerRDBconnector用に変更してください。

  • PowerSORTの入出力ファイルにRDMファイルを指定していた場合、PowerRDBconnectorでアクセスするデータベースはPowerSORTの入出力ファイルに指定できません。

詳細については、PowerRDBconnectorのマニュアルを参照してください。

注意

PowerRDBconnectorでは非同期メッセージ通信(ACM)は利用できません。

表示ファイル(あて先ACM)を使用したCOBOLプログラムは翻訳できますが、実行時に非同期メッセージ通信のソフトウェアが存在しないため、OPEN文の実行時にエラーになります。

(2) MeFt/NETからMeFt/Webに移行する場合

MeFt/Webを利用するアプリケーションに変更し、クライアントサーバ型運用環境からWeb運用環境へ移行します。

MeFt/Webを利用するアプリケーションについては、MeFt/Webのマニュアルを参照してください。

(3) VSPシリーズプリンタ用の高速オーバレイ印刷機能を使用していた場合

VSPシリーズプリンタ用の高速オーバレイ印刷機能は利用できません。

PrintWalker/OVLオプションが提供する高速オーバレイ機能を利用するための環境変数情報

@CBR_OverlayPrintSPEC=PRINTMONITORおよび印刷情報ファイルのOverlayPrintSPECキーワードのPRINTMONITOR指定を削除してください。

高速オーバレイ機能の利用が指定されている場合、実行時にPrintWalker/OVLオプションが存在しないため、実行時エラーになります。

(4) XLデータパイプを使用していた場合

XLデータパイプは利用できません。XLデータパイプのパイプIDを指定して入出力文を実行すると、OPEN文の実行時にエラーになります。