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NetCOBOL V11a (V11.0.1A) リリース情報
FUJITSU Software

2.1.18 連絡節データの翻訳時チェックの強化について

変更内容

PowerCOBOL97 V6.1L10で、連絡節に定義したデータ項目の不正な参照を翻訳時にチェックするように変更しました。

影響

PowerCOBOL97 V6.0L10以前では、正常に翻訳できるプログラムに対して、次のいずれかの翻訳エラーが出力される場合があります。

メッセージ

メッセージの意味

JMN3482I-S

プログラム、メソッド、二次入口の呼出し時の連絡節データの使用法誤り。

JMN3483I-S

主プログラムの連絡節データの使用法誤り。

(OSIV形式のコマンド行引数の受取り)

JMN5595I-S

対処方法

以下の様にプログラムを修正してください。

条件

対処方法

JMN3482I-S
が出力される場合

診断メッセージで指摘されるデータ項目が、プログラム、メソッド、二次入口のパラメタとして呼出し元とデータのやり取りをする項目である場合、手続き部見出しのUSING/RETURNING指定(プログラム、メソッドの場合)あるいはENTRY文のUSING指定(二次入口の場合)に記述してください。

上記に該当しない場合、そのデータ項目は、連絡節ではなく、作業場所節で定義するように修正してください。

JMN3483I-S
または
JMN5595I-S
が出力される場合

主プログラムの連絡節には、OSIV形式でコマンド行引数を受け取るためのデータ項目を1つだけ定義することができます。

連絡節に定義したデータ項目をこの目的で使用する場合、規則に従った適切な形式に修正してください(詳細は“NetCOBOL 使用手引書”の“付録G”を参照してください)。

上記に該当しない場合、そのデータ項目は、連絡節ではなく、作業場所節で定義するように修正してください。