以下の機能仕様は、日本版と海外版で差異があります。
本製品では、通貨編集用文字として\(X’5C’)を使用します。
これ以外の文字を使用する場合、使用する文字によって指定方法が異なります。
$(X'24')と同じコードを持つ文字
翻訳オプションCURRENCYにより、指定します。
参照
“NetCOBOL ユーザーズガイド”の“CURRENCY(通貨編集用文字の扱い)”
上記以外の1バイト文字
CURRENCY SIGN句を使用し、ソースプログラム中で指定します。
参照
“COBOL文法書”の“CURRENCY SIGN句”
注意
複数バイトから構成される文字を、通貨編集用文字として使用することはできません。通貨編集用文字として使用可能な文字については、“COBOL文法書”の“CURRENCY SIGN句”を参照してください。
通貨編集用文字が異なる翻訳単位間でデータの受渡しをする場合、意図した結果とならない場合があります。翻訳オプションCURRENCYまたはCURRENCY SIGN句を指定して、同じ通貨編集用文字を使用してください。
日本版では、エンコードがUnicodeの日本語項目の空白(後置空白および表意定数SPACE)が日本語空白(U+3000)になります。
日本語項目の空白を変更する場合は、翻訳オプションNSPを指定してください。
参照
“NetCOBOLユーザーズガイド”の“NSP(日本語項目に対する空白の扱い) ”
注意
日本語項目の空白が異なる翻訳単位間でデータの受渡しをする場合、意図した結果にならない場合があります。翻訳オプションNSPを指定し、同じ日本語空白を使用してください。
日本版と海外版で共通開発をする場合、PowerFORMで作成した帳票定義体による、MeFtのPDF出力機能を使用することをおすすめします。
以下、日本版と海外版の差異です。
連携する帳票製品のサポート状況については、“4.4.1 連携製品”をご確認ください。
日本版では用紙サイズの省略値はA4です。海外版ではLETTERになります。
用紙サイズを変更する場合は、印刷情報ファイルまたはI制御レコードで指定します。
日本版では印刷用フォントの省略値は明朝/ゴシックです。海外版ではCOURIERになります。
印刷用フォントを変更する場合は、フォントテーブルを使用します。
日本版ではUnicodeおよびSJISの範囲です。海外版ではUnicodeおよびASCII範囲です。
日本版ではSMDおよびPMDに対応しています。海外版ではPMDのみです。
日本版では電子帳票出力をサポートしていますが、海外版では非サポートです。
参照
“NetCOBOLユーザーズガイド”の“印刷処理”