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NetCOBOL V12a (V12.2.0A) リリース情報
FUJITSU Software

2.5.4 障害修正に関する互換情報について

ここでは、MeFtについて、NetCOBOL V10.2.0以降で実施された障害修正により動作が変わるものを、以下の表で説明します。

表2.4 MeFtの障害修正に関する互換情報

項番

VL(注)

P番号

変更内容

1

V10.1.0

PG78188

以下の条件の場合、フリーフレーム形式の帳票定義体で用紙の改ページ後、帳票定義体を切り替えて出力すると、不要なメッセージウィンドウが表示される問題を修正しました。

  1. フリーフレーム形式の帳票定義体を使用する。かつ、

  2. フレームの縦位置が0以外である。かつ、

  3. フレームに含まれるパーティションを出力する。かつ、

  4. “用紙の改ページ”を指定してプリンタ装置の制御を呼び出す。または、
    “出力して改ページ”を指定してパーティション出力を呼び出す。または、
    最終リンクフレームで“改フレーム”を指定して出力する。かつ、

  5. 帳票定義体を切り替えて出力する。かつ、

  6. 印刷プレビューをした。

なお、修正前の動作に戻す場合、環境変数“MEFTFRAMEPGSKIP”に“C”を指定してください。

例)バッチファイルで、環境変数"MEFTFRAMEPGSKIP"に値"C"を設定する場合
set MEFTFRAMEPGSKIP=C

2

V10.1.0

PG77027

[変更内容1]

以下の条件の場合、本来、次行に送り出されるべきでない文字列が次行に送り出される問題を修正しました。

  1. 矩形混在項目または矩形英数字項目のプロパティで「句読点のぶら下げ」または「行頭/行末禁則」のどちらかをONにした。かつ、

  2. 「ワードラップ」をONにした。かつ、

  3. 項目内のどれかの行の末尾が空白である。かつ、

  4. 3.の行末尾の空白の直前がASCIIコードで0x21~0x7Eの範囲の文字が2個以上連続している。かつ、

  5. 4.の文字列の直前が空白文字である。かつ、

  6. 5.の空白の前に空白以外の文字が存在する。

[備考]

変更内容1について、修正前の動作に戻す場合、以下の環境変数を指定してください。

環境変数:MEFTWRAPCONTROL
設定値:1

例)バッチファイルで、環境変数"MEFTWRAPCONTROL"に値"1"を設定する場合

set MEFTWRAPCONTROL=1

[変更内容2]

以下の条件の場合、本来、複数行に分割されるべきでない文字列が分割される問題を修正しました。

  1. 矩形混在項目または矩形英数字項目のプロパティで「行頭/行末禁則」をONにし「行頭および行末」または「行末のみ」を指定した。かつ、

  2. 「ワードラップ」をONにした。かつ、

  3. 項目内のどれかの行でワードラップや行頭・行末禁則による追い出しが発生した。かつ、

  4. 3.の追い出しをした後、行末尾が空白となる。かつ、

  5. 4.の直前がASCIIコードで0x21~0x7Eの範囲の行末禁則文字である。かつ、

  6. 5.の直前がASCIIコードで0x21~0x7Eの範囲の文字である。かつ、

  7. 6.の文字列の直前が空白である。かつ、

  8. 7.の空白の前に空白以外の文字が存在する。

[備考]

変更内容2については、アプリケーションの実行時に、以下の環境変数を指定することで修正が有効となります。

環境変数:MEFTWRAPCONTROL
設定値:2

例)バッチファイルで、環境変数"MEFTWRAPCONTROL"に値"2"を設定する場合

set MEFTWRAPCONTROL=2

注:VLは、障害が存在する範囲を示します。