複製先のサーバに、GFSの構成情報をリストアします。
注意
本手順は、複製元のサーバでGFS共用ファイルシステムを使用している場合に実施してください。
複製先の任意の1ノードで管理パーティションを再初期化します。
例:/dev/sfdsk/gfs/dsk/control を管理パーティションとして初期化する場合
# sfcsetup -cf /dev/sfdsk/gfs/dsk/control
各ノードで構成ノード情報を再登録します。
# sfcsetup -a /dev/sfdsk/gfs/dsk/control
複製先の任意の1ノードで“L.1.1 GFSの構成情報バックアップ”の手順3でメモした、sfcfrmdデーモンの起動方法を再設定します。
例:sfcfrmdデーモンの起動方法が wait_bg の場合
# sfcsetup -m wait_bg
注意
sfcfrmdデーモンの起動方法をデフォルト値waitから変更する場合に実施してください。
管理パーティションが再初期化されていることを確認します。
設定した管理パーティションのパス名は、sfcsetup(8) に -p オプションを指定することで確認できます。
# sfcsetup -p
/dev/sfdsk/gfs/dsk/control
登録したノード情報は、sfcsetup(8) をオプションなしで実行することで確認できます。
# sfcsetup
HOSTID CIPNAME MP_PATH
80000000 fuji4RMS yes
80000001 fuji5RMS yes
sfcfrmdデーモンの起動方法は、sfcsetup(8)に -m オプションを指定することで確認できます。
# sfcsetup -m
wait_bg
すべてのノードで以下のコマンドを実行し、sfcfrmdデーモンを起動します。
# sfcfrmstart
共用ディスク上のデータを複製しない場合、GFS共用ファイルシステムを作成します。
参照
GFS 共用ファイルシステムの作成方法は、“PRIMECLUSTER Global File Services 説明書”の“ファイルシステム作成”または、“ファイルシステム作成”および“ 通信プロトコルの選択”を参照してください。
共用ディスク上のデータを複製する場合、管理パーティション情報をリストアします。
“L.1.1 GFSの構成情報バックアップ”で編集したシェルスクリプトをいずれかの1ノードで実行します。
# sh _backup_file_
get other node information start ... end
GFSの管理パーティション情報がリストアできたことをsfcinfo(8)、および、sfcrscinfo(8)で確認します。
# sfcinfo -a
/dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01: FSID special size Type mount 1 /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01(1e721) 14422 META ----- 1 /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01(1e721) 5116 LOG ----- 1 /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01(1e721) 95112 DATA -----
# sfcrscinfo -m -a
/dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01:
FSID MDS/AC STATE S-STATE RID-1 RID-2 RID-N hostname
1 MDS(P) stop - 0 0 0 host4
1 AC stop - 0 0 0 host4
1 MDS(S) stop - 0 0 0 host5
1 AC stop - 0 0 0 host5
GFS共用ファイルシステムをすべてのノードでマウントします。
# sfcmntgl <マウントポイント>