RHOSPのスナップショット機能を利用して、仮想マシンのバックアップ/リストアを行う場合、以下の手順を実施してください。
GDSを使用している場合、以下のマニュアルに従って設定を行います。
参照
“PRIMECLUSTER Global Disk Services説明書”の“システムディスクのバックアップとリストア”の“バックアップ前の設定”
仮想マシンのスナップショットを作成します。
参照
スナップショットの作成方法については、Red Hat社のRHOSPのマニュアルを参照してください。
GDSを使用している場合、以下のマニュアルに従って設定を行います。
参照
“PRIMECLUSTER Global Disk Services説明書”の“システムディスクのバックアップとリストア”の“バックアップ後の設定”
以下のどちらの場合でも、本手順でリストアを行います。
全ノードを停止してリストアする。
業務運用中に一方のノードをリストアした後、運用ノードを切り替えて他方のノードをリストアする。
[リストア手順]
GDSを使用している場合、以下のマニュアルに従って設定を行います。
参照
“PRIMECLUSTER Global Disk Services説明書”の“システムディスクのバックアップとリストア”の“リストア前の設定”
スナップショットから仮想マシンをリストアします。
リストア対象の仮想マシンの仮想マシンタイプ、増設ボリュームのID を確認します。
リストアする仮想マシンを削除します。
“1. 業務LAN(兼管理LAN)用ポートの作成”、“2. クラスタインタコネクト用ポートの作成”を実施してポートを作成します。
仮想マシンをスナップショットからリストアします。リストアと同時に、OSが起動されます。
リストアする仮想マシンは以下のように設定してください。
項目 | 設定値 |
---|---|
仮想マシン名 | 任意の仮想マシン名 |
仮想マシンタイプ | 手順1 で確認した仮想マシンタイプのフレーバID |
Keypair名 | 仮想マシンへのsshログインに必要なキーペア |
ポートID | “1. 業務LAN(兼管理LAN)用ポートの作成”で作成したポート(eth0)のID “2. クラスタインタコネクト用ポートの作成”で作成したポート(eth1)のID |
セキュリティグループ | 指定せず (ポートに指定済) |
オートフェイルオーバ | 無効 |
サーバグループID | “I.2.2.3 サーバグループの作成”で作成したサーバグループのID |
サーバの最小数 | 1 |
サーバの最大数 | 1 |
スナップショットID | スナップショットのID |
増設ボリュームID | 手順1で確認した増設ボリュームのID |
増設ボリュームのサイズ | 手順1で確認した増設ボリュームのサイズ |
増設ボリュームのデバイスパス | 手順1で確認した増設ボリュームのデバイスパス |
注意
GDSに登録していた増設ボリュームは、必ず本手順で設定してください。
本手順で増設ボリュームを設定しなかった場合、リストアした仮想マシンに増設ボリュームをアタッチするのではなく、本手順に従って再度仮想マシンをリストアしてください。リストアした仮想マシンに増設ボリュームをアタッチした場合、以降の手順が失敗します。
GDSを使用している場合、以下のマニュアルに従って設定を行います。
参照
“PRIMECLUSTER Global Disk Services説明書”の“システムディスクのバックアップとリストア”の“リストア後の設定”
手順2.で仮想マシン名を変更した場合、以下の手順でシャットダウン機構の設定を変更します。
全ノードで以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構を停止します。
# sdtool -e
変更した仮想マシン名を、シャットダウンエージェントの構成定義ファイルに記述します。
参照
構成定義ファイルの記述については“2. シャットダウン機構の設定”を参照してください。
全ノードで以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構を起動します。
# sdtool -b
全ノードで以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構が正常に動作していることを確認します。
# sdtool -s
注意
シャットダウン機構の設定変更が完了しているのに、初期化状態がInitFailedと表示されたり、テスト状態にUnknownやTestFailedと表示されたりする場合、エージェントやネットワークの設定に誤りがある可能性があります。エージェントやネットワークの設定を見直してください。