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PRIMECLUSTER  導入運用手引書 4.6
FUJITSU Software

C.3.2 coreファイルの設定

C.3.2.1 coreファイルの出力

アプリケーション、デーモンおよびコマンドの異常によってコアファイルが出力されることはありません。

異常発生時の原因を特定するために、必ず、coreファイルが出力されるよう設定してください。

[RHEL6の場合]

coreファイルを出力させるには、/etc/profileを以下のように変更します。

</etc/profile>
[変更前]
ulimit -S -c 0 > /dev/null 2>&1
[変更後]
ulimit -S -c unlimited > /dev/null 2>&1

以下のデーモンについては、“PRIMECLUSTER Web-Based Admin View 操作手引書”の“B.3 coreファイル出力設定”を参照して設定してください。

[RHEL7、RHEL8の場合]

coreファイルを出力させるには、以下を実施してください。

  1. [RHEL6の場合]と同じ手順で/etc/profileを変更します。

  2. /etc/systemd/systemd.confファイルのDefaultLimitCOREを以下のように変更します。

    DefaultLimitCORE=infinity

C.3.2.2 coreファイル出力先の設定

PRIMECLUSTERのOnlineScriptを使用して起動したプログラムのカレントディレクトリのデフォルトは、/opt/SMAW/SMAWRrms (環境変数 RELIANT_PATHのデフォルト値)です。

このため、coreファイルを出力するよう設定しているシステム環境において、OnlineScript経由で起動されたアプリケーションに異常が発生した場合、出力されるcoreファイルは /opt配下に書き込まれます。

/opt配下に大量のcoreファイルが出力されると /optファイルシステムを圧迫します。その結果、PRIMECLUSTERが動作するために必要な情報が書き込めず、二重化運用ができなくなったり、PRIMECLUSTERの起動や切替えが正しく行われなくなったりする場合があります。 これらの状態を回避するために、以下のいずれかの方法でカレントディレクトリを適切なディレクトリに変更してください。

また、定期的に /opt配下を確認し、coreファイルが存在する場合は、別のディレクトリに移動して /optファイルシステムを圧迫しないようにしてください。