スクリプトログまたはユーザ操作履歴に任意の文字列を出力するためのオブジェクトです。
メソッド名 | 機能 |
---|---|
log | スクリプトログに任意の文字列を出力します。 |
userlog | ユーザ操作履歴に任意の文字列を出力します。 |
スクリプトログの出力
指定された文字列をスクリプトログファイルへ出力します。
●呼び出し形式
log(message)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
message | 任意の文字列 | 空文字列 |
注意
次の文字はエスケープして使用してください。
\ " '
管理ツールでスクリプトログの出力設定が有効になっている場合のみ、ログの出力が行われます。詳細は「8.2.13 管理情報」の「■ログ」-「スクリプトログ:」を参照してください。
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。
●JavaScriptを用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成
dspemu.trace.log('ScriptLog'); // 任意の文字列の出力
ユーザ操作履歴への出力
指定された文字列をユーザ操作履歴へ出力します。
●呼び出し形式
userlog(category, message)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
category | 操作履歴の付加情報に出力する文字列を指定 | 空文字 |
message | 操作履歴の履歴に出力する文字列を指定 | 空文字 |
注意
messageパラメータに半角文字を指定する場合は、カナ文字用EBCDICコードで表現できる範囲の文字が使用できます。英小文字を指定した場合は、英大文字に変換されます。
次の文字はエスケープして使用してください。
\ " '
管理ツールでユーザ操作履歴の出力設定が有効になっている場合に出力されます。
本メソッドを使用してユーザ操作履歴へ出力した文字列は、ユーザ操作履歴ビューアの操作履歴の出力機能でファイルへ出力できます。
詳細は「16.3.6 操作履歴の出力」を参照してください。
●リターン値
関数の呼び出しが完了すると、実行結果オブジェクトを返します。
●実行結果オブジェクト
プロパティ | 設定値 | 説明 |
---|---|---|
ResultCode | 0:正常 | 関数呼び出し結果が設定されます。 |
ErrorMessage | エラーメッセージ | エラーの内容を示す文字列が設定されます。正常時はnullが設定されます。 |
●JavaScriptを用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 dspemu.session.bind('connect', function (e) { if (e.errCode == 0) { var ret = dspemu.trace.userlog('接続情報', '接続しました。'); // ユーザ操作履歴への出力 if (ret.ResultCode != 0) { // エラー時の処理 } } });