ホスト業務操作で記録された画面を元に、シナリオを作成します。
ホスト業務の操作を行い、シナリオ化する画面を記録します。
[プロジェクト]ペインからシナリオ化する画面を選択し、ツールバーの[シナリオの作成]を選択します。
シナリオの作成結果
記録された画面への入力値を受けつける場合は入力変数を作成します。
例では記録されたログオン画面(画面3)上の社員番号、パスワードフィールドへの入力値を受け取るための入力変数を作成します。
「シナリオの変数」フォルダを選択し、コンテキストメニューの[変数の作成]より2つの変数を作成します。
ポイント
シナリオの画面遷移は[プロジェクト]ペインで記録された[画面遷移の定義]を参照しながらシナリオが実行されますので、シナリオの[アクション]で画面遷移に関する定義は不要です。なお、画面遷移を迂回させる場合は[画面の移動]アクションを定義することで目的の画面へ移動することができます。
シナリオ内で作成可能な変数の数に制限はありません。
string型の入力変数には1920文字までの文字列が代入可能です。
list型およびtable型の入力変数では、一度に入力できる値のサイズは実行環境に依存します。
変数の作成結果
作成した変数のプロパティから入力属性を設定します。また、変数名を入力項目に対応した名前に修正します。
[シナリオ]ペインの画面から、入力変数経由で値を入力する画面の入力フィールドを選択し、コンテキストメニューの[変数から入力]を選択します。
[変数から入力]ダイアログから、入力する変数を選択します。
画面の表示内容を変数に設定します。 [エミュレータ]ペインに表示された再現画面上でマウスをダブルクリックして取得範囲を設定します。設定した範囲上で右クリックし、コンテキストメニューの[変数に設定]より新規に変数を作成します。
[変数に設定]ダイアログ上で新規に文字列を設定する変数を作成します。
処理を開始する画面の[開始画面]プロパティをTrueに設定します。
処理を終了する画面の[終了画面]プロパティをTrueに設定します。
[プロジェクト]ペインの「APIキー」フォルダを選択し、コンテキストメニューの[APIキーの作成]よりAPIキーを作成します。
APIキー作成後
プロジェクトを保存し、[実行]ボタンからWeb API呼び出しページを起動します。接続先、APIキー、プロジェクト名などのWeb APIに接続するための入力項目がプロジェクト設定に従い自動入力されています。分割実行を選択し[connect]ボタンを押下して、Web APIに接続しサーバスクリプトを起動します。
ポイント
タイムアウトには接続の有効時間(秒)を指定します。
接続後またはシナリオ実行完了後、タイムアウト時間内でシナリオの実行が可能です。
画面の下部にWeb APIの応答結果が表示されます。接続が正常完了した場合は[トークン]項目に発行されたトークンが自動入力されます。
シナリオ項目に実行するシナリオ名を指定し、入力変数には以下の例のようにjson形式で「name」プロパティに変数名、「value」プロパティに入力する文字列を指定します。複数の変数に入力する場合は、各入力変数を配列の形式で入力します。入力を終えたら[scenario]ボタンをクリックします。
○string型変数への入力
[{"name": "string1", "value": "data1"}]
○list型変数への入力
[{"name": "list1", "value": ["data1", "data2", "data3"]}]
○table型変数への入力
[{"name": "table1",
"value":
[["data11", "data12", "data13"],
["data21", "data22", "data23"],
["data31", "data32", "data33"]]}]
○複数の変数への入力
[{"name": "string1", "value": "data1"},
{"name": "list1", "value": ["data1", "data2", "data3"]}]
string型の変数のみへ入力を行う場合は、V9.1以前のバージョンでサポートされた"変数名=入力値"のフォーマットで、入力パラメータを行ごとに指定する方法で入力可能です。
○string型変数への入力
string1=data1
string2=data2
注意
変数の入力値が空文字、またはAIDキーが未指定の場合は、エミュレータ画面には画面記録時の画面遷移キーが入力されます。
シナリオ処理結果が[応答データ]部に表示されます。
処理を完了する場合、[disconnect]ボタンでWeb APIと切断します。