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Systemwalker Service Quality CoordinatorV15.2.3 Web 利用状況管理編
FUJITSU Software

5.1.1 Windowsの場合

Windowsの場合、仮想ディレクトリの設定を行う必要があります。また、環境設定画面にアクセス制限を行う必要がある場合には、環境設定画面に基本認証を設定してください。


5.1.1.1 仮想ディレクトリの設定


■本手順を行う前に

下記の設定コマンドを実行する場合、事前にWWWサービス(World Wide Web Publishing ServiceまたはWorld Wide Web 発行サービス)が起動している必要があります。また、「Default Web Site」として設定されているサイトが存在していることを確認してください。

注意

下記コマンドは、以下の条件の場合、エラーとなることがあります。

  • IISがインストールされていない場合。

  • コマンドライン管理ツール(appCmd.exe)がインストールされていない場合

  • すでに設定済みである場合。


■実行コマンド

以下のコマンドを実行して設定を行ってください。


<インストールディレクトリ>\bin\sqcSetIISreg.exe -m


sqcSetIISreg.exeコマンドの実行後に次のコマンドも実行してください。

注意

カレントディレクトリを、インストールディレクトリ\binへ移動後、コマンドを実行してください。

なお、管理者権限で実行する必要があります。


インストールディレクトリ\bin\sqcmsetc_iis7.bat


これにより、Microsoft(R) Internet Information Servicesに以下の仮想ディレクトリが作成されます。


サービス

設定項目

設定の内容

WWWサービス

エイリアス

SQC

ディレクトリ

<インストールディレクトリ>\www

例) C:\Program Files\Fujitsu\SystemwalkerSQC\www

アクセス権

読み取り

実行(スクリプトを含む)


手作業で仮想ディレクトリを設定する場合も上記の内容を設定してください。

参照

仮想ディレクトリの設定方法については、Microsoft(R) Internet Information Servicesのマニュアルを参照してください。


5.1.1.2 ハンドラマッピングの設定


■本手順を行う前に

ハンドラマッピングの設定を行う場合、Internet Information Servicesの「World Wide Webサービス」-「アプリケーション開発機能」で、「CGI」が有効になっている必要があります。

手順を実行する前に、「CGI」の設定を確認し、無効の場合は有効化してください。

ポイント

ハンドラマッピングの設定を行う場合、IISの以下の機能を有効にしてください。

  • アプリケーション開発機能-CGI


■手順

  1. Microsoft(R) Internet Information Servicesの設定画面から、仮想ディレクトリ名SQCを選択します。

  2. 右側の機能ビューで、「ハンドラマッピング」をダブルクリックします。

  3. 右側の操作メニューから「モジュールマップの追加…」を選択します。

  4. 「モジュールマップの追加」ダイアログに以下の情報を設定し、OKボタンを押してください。

    • 要求パス : *.cgi

    • モジュール : CgiModule

    • 名前 : CGI-.cgi


5.1.1.3 仮想ディレクトリのプロパティ設定


■手順

以下のとおり設定してください。

  1. Microsoft(R) Internet Information Servicesの設定画面から、仮想ディレクトリ名SQCを選択します。

  2. 機能ビューで「認証」をダブルクリックします。

  3. 「匿名認証」の状態が「有効」となっていることを確認し、「匿名認証」を選択して、右側の操作メニューから「編集...」を選択します。

  4. 「匿名認証資格情報の編集」ダイアログボックスで、「特定のユーザ」を選択し、「設定...」ボタンをクリックします。

  5. 「資格情報の設定」ダイアログボックスの、ユーザ名およびパスワードにAdministrator権限を持つユーザーを設定します。


以上の設定で、Webブラウザに以下のURLを指定すると、Webサイト管理画面が表示できるようになります。


管理サーバがWindowsの場合 :

http://管理サーバのホスト名/SQC/default.htm


5.1.1.4 基本認証の設定


■手順

  1. Windowsへのユーザアカウントの登録

    管理コンソール起動HTML、またはユーザーの起動HTMLにアクセスするためのユーザーアカウントを登録します。

    • 管理コンソールにアクセスするためのユーザーは、通常使用しているAdministrator権限のアカウントを使用することも、新しくアカウントを作成して使用することもできます。

    • 管理コンソールにアクセスするアカウントを新規に作成する場合、およびユーザーの起動HTMLにアクセスするアカウントを作成する場合のアカウントの種類(アクセス権)は、以降のステップの「2. ファイルへのアクセス制御設定」で設定するファイルの読み取り権を許可できるアカウントであれば、特に指定はありません。


    Windowsのヘルプなどを参照してユーザーを登録してください。


  2. IISでのファイル・セキュリティ設定

    以下にIISでのファイル・セキュリティ設定の方法を示します。

    1. IISの設定画面から、仮想ディレクトリ名SQCを選択します。

    2. 仮想ディレクトリ名SQCをポイントして右クリックメニューから「コンテンツビューに切り替え」を選択すると、右側のウィンドウ領域に「EnvSetting_jp.html」や「EnvSetting_en.html」を含むファイルが表示されます。

    3. 右側のウィンドウ領域から「EnvSetting_jp.html」および「EnvSetting_en.html」をポイントして右クリックメニューから「機能ビューに切り替え」を選択すると、左ペインのツリーに「EnvSetting_jp.html」または「EnvSetting_en.html」が表示されます。

    4. 左ペインの「EnvSetting_jp.html」または「EnvSetting_en.html」を選択し、右側のウィンドウ領域で「認証」をダブルクリックします。

    5. 「基本認証」の状態が「無効」となっている場合、「基本認証」をポイントして右クリックメニューから「有効にする」を選択します。

      ※ここで、「基本認証」が存在しない場合は、「基本認証」がインストールされていません。

      「サーバーマネージャー」の「Web サーバ」-「役割サービスの追加」より[セキュリティ]-[基本認証]をチェックし、あらかじめインストールを実施しておいてください。

    6. その他の認証方式が「有効」となっている場合は「無効」にします。


上記設定により、環境設定画面を表示する時、認証画面が表示されるようになります。