利用状況DB環境定義ファイルは以下のサンプルファイルを利用して作成し、格納します。
【UNIX版】
「3.1 システム構成」で設定した環境の場合には、こちらを参照してください。
ファイル | パス |
---|---|
サンプルファイル | /opt/FJSVssqc/sample/DatabaseConfig |
利用状況DB環境定義ファイルの格納先 | /etc/opt/FJSVssqc/DatabaseConfig |
【Windows版】
被管理サーバがWindowsの場合には、以下を参照してください。
ファイル | パス |
---|---|
サンプルファイル | <インストールディレクトリ>\sample\DatabaseConfig |
利用状況DB環境定義ファイルの格納先 | <可変ファイル格納ディレクトリ>\control\DatabaseConfig |
以下に、利用状況DB環境定義ファイルの定義の例を示します。
■例
定義例は、以下のとおりです。
01/Jan/20xx:00:00:00 +0900 ★定義を実施した日時に変更してください。 [Server] Symbol = HostA1 Name = HostA1 Type = web Domain = xxx.yyy.com DatabaseInterval = week(sun) SearchDNS = yes RequestURLSuffix = "html,htm,shtml,shtm,stm,cgi,asp,pl,tcl,sh" DatabaseMode = both [Log] Symbol = HostA1 Name = HostA1 Path = /usr/local/apache/logs/access_log Format = Common Region = +0900 01/Jan/20xx:00:00:00 +0900 ★定義を実施した日時に変更してください。 |
注意
以下の設定に留意してください。
設定項目 | 備考 |
---|---|
Name | [Server]の”Name”は、環境設定の被管理サーバの設定画面で定義した分析対象サーバ名を指定します。 |
Format | Webサーバのログ形式に合わせてください。 WebサーバがApache HTTP Serverの場合には、httpd.confのCustomLogで指定したログ形式に合わせてください。 |
Domain | 分析対象サーバのドメイン名の定義です。 参照 詳細は「15.2.1.4 ファイル内部の書式(分析対象サーバ定義ブロック)」を参照してください。 |
参照
利用状況DB定義ファイルの設定の詳細については、「15.2.1 利用状況DB環境定義ファイル」を参照してください。
ポイント
ここまでの設定を行った後、利用状況DB登録エンジンが起動されるよう、設定されていることを確認してください。
【UNIX版】
正しく設定されているかどうかは、以下の方法で確認してください。
コマンドを実行する
/opt/FJSVssqc/bin/dbregmng |
ログを確認する
以下のログファイルの出力メッセージを確認してください。
/var/opt/FJSVssqc/log/dbreg.log |
コマンド実行の結果、以下のメッセージが出力されていれば、利用状況DBは正しく作成されています。
dd/mmm/yyyy:hh:mm:ss +0900 dbreg[22262] DBReg_Main:1098 103001001i "[server=HostA1][log=HostA1]データベース登録エンジンを開始しました。" dd/mmm/yyyy:hh:mm:ss +0900 dbreg[22262] DBReg_Main:1853 103001002i "[server=HostA1][log=HostA1]データベース登録エンジンを終了しました。" |
以下の観点で確認してください。
上のメッセージが対で出力されていること。
1つ目のメッセージと2つ目のメッセージの間にエラーメッセージが出力されていないこと。
参照
正しく作成されていない場合には、本節および「11.1.1.2 起動操作」を参考に、設定を見直してください。
【Windows版】
Windowsの場合には、以下のとおりに確認してください。
コマンドを実行する
<インストールディレクトリ>\bin\dbregmng.exe |
ログを確認する
以下のログファイルの出力メッセージを確認してください。
<可変ファイル格納ディレクトリ>\log\dbreg.log |
コマンド実行の結果、以下のメッセージが出力されていれば、利用状況DBは正しく作成されています。
dd/mmm/yyyy:hh:mm:ss +0900 dbreg[22262] DBReg_Main:1098 103001001i "[server=HostA1][log=HostA1]データベース登録エンジンを開始しました。" dd/mmm/yyyy:hh:mm:ss +0900 dbreg[22262] DBReg_Main:1853 103001002i "[server=HostA1][log=HostA1]データベース登録エンジンを終了しました。" |
以下の観点で確認してください。
上のメッセージが対で出力されていること。
1つ目のメッセージと2つ目のメッセージの間にエラーメッセージが出力されていないこと。
参照
正しく作成されていない場合には、本節および「11.1.1.2 起動操作」を参考に、設定を見直してください。