■実行に必要な権限
Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。
■本手順を行う前に
Agent/Proxy Managerの常駐プロセスが起動している場合は、「付録B 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービスを停止してください。また、常駐プロセスが停止しているか確認してください。
■手順
以下の手順に沿って実施してください。
Agent/Proxy Managerのアップグレードインストール
初回インストールと同様に「3.1.2 Agent/Proxy Managerのインストール」に従ってAgent/Proxy Managerのインストールを開始します。
なお、アップグレードインストールでは自動で以下のことが行われます。
サービスの停止
前回の問い合わせ項目での入力情報を引き継いだ上書きインストール
上書き対象外の定義ファイルのバックアップ
上書き対象外の定義ファイルに行われていたユーザー定義の反映
上書きできないファイルが、<可変ファイル格納ディレクトリ>\SystemwalkerSQC\control配下、および<インストールディレクトリ>\SystemwalkerSQC\bin配下に、以下のファイル名でバックアップされています。
"ファイル名VnnLnn.拡張子" または "ファイル名Vnnn.拡張子"
(VnnLnn,Vnnn部分は、アップグレード前のバージョンレベルです)
上記、バックアップ対象のファイルは以下になります。以下のファイルに修正を加えた場合は、バックアップファイルを基に、再度、編集作業を行ってください。
DSAconfiguration.txt
template.dat
threshold.bat
udataconf.ini
ポイント
バックアップファイルは、編集の有無に係わらず作成されます。
アップグレードインストール後の設定
アップグレードインストールする環境が以下の条件に該当する場合は、再度設定を実施してください。
Managerの二重化運用の場合
Agent/Proxy Managerで二重化運用セットアップを再度実施してください。
手順の詳細は「3.8.4 Agentでの作業」の「2. Managerの二重化運用Agentセットアップ」、または、「3.8.3 Proxy Managerでの作業」の「2. Managerの二重化運用Proxy Managerセットアップ」を参照してください。
インストール後の運用途中にPull/Pushの通信方式を切り替えた場合
Agent/Proxy ManagerでPull/Pushの通信方式の切り替えを再度実施してください。
手順の詳細は「4.4.3 PushからPullへの切り替え」、または、「4.4.4 PullからPushへの切り替え」を参照してください。
V13.4以前からアップグレードして、SAP NetWeaverの性能情報を収集する場合
SAP NetWeaverの性能情報を収集している環境で、V13.4.0以前からアップグレードインストールを行った場合は、SAP NetWeaver連携の接続パラメーター定義ファイル(sqcGetSAPalertmon.ini)のPASSWORDに定義しているパスワードを暗号化してください。
手順の詳細は、使用手引書「接続パラメーター定義ファイル」を参照してください。
V13.5以前からアップグレードして、Oracle Database Serverの性能情報を収集する場合
Oracle Database Serverの性能情報を収集している環境で、V13.5.0以前からアップグレードインストールを行った場合は、Oracle Database Serverの管理設定のための、収集テンプレート(template.dat) - [ORA]セクションのPASSに定義しているパスワードを暗号化してください。
手順の詳細は、使用手引書「Oracle Database Serverの管理設定」を参照してください。
Agent/Proxy Managerのセットアップ
ポイント
Proxy Managerの場合
Proxy Managerで、Agentの機能を使用してProxy Manager自身の性能情報を収集したい場合は、Proxy Managerのセットアップを実施してください。アップグレード前にProxy Manager自身の性能情報を収集していた場合も、改めてセットアップが必要です。Proxy ManagerにAgentをインストールする必要はありません。
「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシー作成コマンド」を参照して、収集ポリシーの作成と適用を実施してください。
Agent/Proxy Managerのサービスの起動と確認
「付録B 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービスを起動してください。また、常駐プロセスが起動しているか確認してください。