DocumentRootディレクティブを使用して、公開用ルートディレクトリ(httpdがファイルを提供するディレクトリ)を設定します。
設定例を以下に示します。
注意
本製品のインストール直後は、DocumentRootディレクティブに設定したディレクトリ配下に、サンプルのコンテンツが格納されています。Webサーバの運用に応じて、不要なサンプルのコンテンツを削除するか、またはDocumentRootディレクティブに指定するディレクトリを変更してください。
DocumentRootディレクティブにネットワーク上の共有フォルダを指定する場合は、UNCパス(//コンテンツ格納先のホスト名/共有フォルダ名)で指定してください。なお、ネットワーク上の共有資源にアクセスするためには、事前にWebサーバおよび共有資源を格納するマシンの設定を行う必要があります。詳細については、「3.30 ネットワーク上の共有資源へのアクセス設定 」を参照してください。
DocumentRootディレクティブに指定するディレクトリには、NFSサーバへのマウントポイントを指定できますが、Webサーバ運用中は常にNFSサーバへのアクセスが可能である必要があります。Webサーバを起動する前にNFSサーバが正常に起動されていることを確認してください。また、Webサーバ運用中は、NFSサーバへのアクセスが不可となるような操作(NFSサーバの電源断など)を行わないでください。
例
公開用ルートディレクトリとして、ディレクトリ「C:\Interstage\F3FMahs\htdocs」を設定する場合
DocumentRoot "C:/Interstage/F3FMahs/htdocs"
公開用ルートディレクトリとして、ネットワーク上の共有フォルダ(UNCパス)「//hostname/directory」(コンテンツ格納先のホスト「hostname」、共有フォルダ「directory」)を設定する場合
DocumentRoot "//hostname/directory" <Directory "//hostname/directory"> Require all granted </Directory>
公開用ルートディレクトリとして、ディレクトリ「/opt/FJSVahs/htdocs」を設定する場合
DocumentRoot "/opt/FJSVahs/htdocs"
参考
関連ディレクティブ
<Directory>
DocumentRoot
Require