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Interstage Application Server V13.0.0 GlassFish 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

13.2.17 J2EEモニタロギングについて

J2EE機能の「J2EEモニタロギング」と、Jakarta EE 8機能の「モニタロギング」の移行時のポイントを説明します。

開始/停止を実行するタイミングについて

J2EEモニタロギングでは、クラスタが起動状態でも停止状態でもJ2EEモニタロギング機能の開始や停止ができましたが、Jakarta EE 8のモニタロギング機能では、停止状態のみ開始/停止を実行可能になりました。

採取項目について

モニタロギングでは以下の情報を採取します。J2EEとJakarta EE 8で採取対象名が同じでも、採取する性能情報は変更があります。Jakarta EE 8で採取する性能情報の詳細については、「6.17.3 性能情報の分析」を参照してください。

J2EE機能

Jakarta EE 8機能

備考

JavaVM情報

JavaVM情報

採取情報に変更があります。

データソース情報

JDBC接続プール情報

採取情報に変更があります。

トランザクション情報

トランザクション情報

採取情報に変更があります。

Servletコンテナ情報

Webコンテナのスレッドプール情報

採取情報に変更があります。

EJBコンテナ情報

EJBコンテナのスレッドプール情報

採取情報に変更があります。

HTTP接続キュー情報

HTTPリスナー情報

IIOPコネクション情報

JMS/コネクタ接続プール情報

Stateless Session Bean情報

Stateful Session Bean情報

Message Driven Bean情報

採取を開始するタイミング

J2EEでは監視対象のGlassFish Serverクラスターが起動中でも性能情報の採取を開始したり停止したりすることが可能でしたが、Jakarta EE 8では監視対象のGlassFish Serverクラスターが停止した状態でのみ性能情報の採取の有効、無効を変更できます。