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Interstage Application Server V13.0.0 GlassFish 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

7.5 運用パターン

クラスターサービス上での運用パターンは、クラスター製品が提供する機能に従います。

注意

クラスター環境では、切替え/フェイルオーバー時にGlassFish Server管理コンソールの制御の引継ぎは行われません。必ず運用ノード切替え後に、GlassFish Server管理コンソールを再ログインしてください。

以下に、クラスター製品ごとの運用パターンについて説明します。

表中の「切り替え」と「フェイルオーバー(操作時)」は、オペレーターによる操作によりクラスターの切替えをするケース、「フェイルオーバー(異常発生時)」は、異常によりクラスターが自動的に切り替えられるケースです。


PRIMECLUSTERの場合

クラスターシステムに対する操作

運用ノードの状態

待機ノードの状態

起動

停止 → 起動

停止 → 待機

切り替え

起動 → 待機

待機 → 起動

交換

起動 → 待機

待機 → 起動

組み込み

起動

停止 → 待機

停止

起動 → 停止

待機 → 停止

フェイルオーバー(異常発生時)

起動 → 異常停止

待機 → 起動

フェイルオーバー発生後の復旧

異常停止 → 待機

起動


WSFCの場合

クラスターシステムに対する操作

運用ノードの状態

待機ノードの状態

起動

停止 → 起動

停止

フェイルオーバー(操作時)

起動 → 停止

停止 → 起動

停止

起動 → 停止

停止 → 停止

フェイルオーバー(異常発生時)

起動 → 異常停止

停止 → 起動

フェイルオーバー発生後の復旧

異常停止 → 待機

起動