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Interstage Application Server V13.0.0 GlassFish 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

7.2.5 GlassFishの環境設定

以下の手順で、クラスターサービス上にGlassFishの環境を構築します。

作業開始時点の運用ノードをノード1、待機ノードをノード2として説明します。


  1. 引継ぎIPアドレスを登録したクラスターサービス(PRIMECLUSTERではuserApplication)を起動し、引継ぎIPアドレスを活性化させます。

  2. ノード1で、「GlassFishの設定」と「GlassFishのIPアドレスおよびホスト名の変換」をします。

  3. 運用ノードと待機ノードを切り替えて、ノード2にノード1と同じ設定を行います。


GlassFishの設定

GlassFish Serverクラスターの設定やアプリケーションの配備、リソースの作成、JMSの設定などGlassFishの運用に必要な設定を行ってください。

なお、クラスターサービスが起動・停止するPCMIサービスに合わせて、DASやGlassFish Serverクラスターの起動・停止を行いたい場合は、PCMIサービスの出口機能を設定してください。PCMIサービスの出口機能については、「4.2.6 サービスの起動時/停止時の出口機能」を参照してください。


GlassFishのIPアドレスおよびホスト名の変換

GlassFish運用環境の設定で、IPアドレスやホスト名をGlassFishや定義ファイルに設定した場合、以下の手順でGlassFishのIPアドレス/ホスト名を引継ぎIPアドレス/ホスト名に変換します。

  1. GlassFish運用資産のバックアップ/リストア

    リストア時に引継ぎIPアドレス/ホスト名を指定することで、GlassFishに設定されているIPアドレス/ホスト名を引継ぎIPアドレス/ホスト名に変換します。バックアップ/リストアの手順は、「9.2.2 バックアップ手順」および「9.2.3 リストア手順」を参照してください。

  2. glassfish-acc.xmlの編集

    必要に応じて、作成したglassfish-acc.xmlをテキストエディタなどで開いて、以下の値を引継ぎホスト名に変更します。

    [編集項目]

    target-serverタグのname属性およびaddress属性