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Interstage Application Server V13.0.0 GlassFish 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

6.18.1 運用時に必要なディスク容量

GlassFishを使用する場合のディスク容量を示します。

ディレクトリー

ディスク容量
(単位:Mバイト)

備考(用途)

[運用資産格納ディレクトリー]

配備ファイルを展開した資産のサイズ × 2

Jakarta EEアプリケーションの資産一式


[運用資産格納ディレクトリー]\domains\domain1\applications


[運用資産格納ディレクトリー]/domains/domain1/applications

配備する下記アプリケーションを展開した資産のサイズ

  • エンタープライズアプリケーション(.ear)

  • Webアプリケーション(.war)

  • EJBモジュール(.jar)

  • コネクタモジュール(.rar)

  • アプリケーションクライアント(.jar)


[運用資産格納ディレクトリー]\domains\domain1\generated


[運用資産格納ディレクトリー]/domains/domain1/generated

配備するアプリケーションの構成に依存します。

なお、大容量、および多数の配備モジュールを配備する場合、開発環境でアプリケーションの配備を行い、生成物の容量を事前に確認することを推奨します。


[運用資産格納ディレクトリー]\commands


[運用資産格納ディレクトリー]/commands

最大4Mバイト


[運用資産格納ディレクトリー]\domains\domain1\imq\instances\${メッセージブローカインスタンス名}


[運用資産格納ディレクトリー]/domains/domain1/imq/instances/${メッセージブローカインスタンス名}

初期値15Mバイトに、以下で算出した値を加算してください。

  • 物理格納先ごとの以下の合計
    最大蓄積件数×(メッセージサイズ×2+0.0003)

  • java.util.logging.FileHandler.limitプロパティに設定したサイズ×10

メッセージブローカを複数起動する場合には、メッセージブローカごとに左記の値を算出し、各値を合計してディスク容量を算出してください。

[トランザクションログの位置]

キーポイント間隔の設定値 × 0.0005Mバイト + 0.15Mバイト

トランザクションログファイルの格納先

[セッション格納位置]

passivateされたBeanインスタンスのファイルサイズ × passivateされたBeanインスタンス数

Beanインスタンスのファイルサイズやpassivateされる数量は、配備するアプリケーションやアプリケーションの運用方法に依存します。

6.5.2 Enterprise Beanインスタンスのキャッシング」を参照し、EJBコンテナ定義のチューニングを実施したり、負荷試験や運用リハーサルを実施したりしてどの程度のディスク容量が必要になるかどうか事前に想定し、見積もることを推奨します。

サーバーログ(注1)

  • GlassFish Serverクラスターの場合
    [運用資産格納ディレクトリー]\nodes\localhost-domain1\<GlassFish Serverインスタンス名>\logs

  • DASの場合
    [運用資産格納ディレクトリー]\domains\domain1\logs

  • GlassFish Serverクラスターの場合
    [運用資産格納ディレクトリー]/nodes/localhost-domain1/<GlassFish Serverインスタンス名>/logs

  • DASの場合
    [運用資産格納ディレクトリー]/domains/domain1/logs

  • サイズによるローテーションを指定した場合
    ログサイズ × (保存するログファイルの世代数 + 1)

  • 時刻によるローテーションを指定した場合
    1日当たりの出力サイズ× (保存するログファイルの世代数 + 1)


※1日当たりの出力サイズは、アプリケーションが出力するログの内容や業務の負荷によって、出力サイズや採取回数が異なることを考慮してください。GlassFish Serverインスタンスの起動および終了処理だけで約0.006Mバイトのログが出力されます。

※ログサイズ、保存するログファイルの世代数は、ロガーの定義項目で指定した値です。

Java VMログ


[運用資産格納ディレクトリー]\pcmi\logs\<GlassFish Serverインスタンス名>


[運用資産格納ディレクトリー]/pcmi/logs/<GlassFish Serverインスタンス名>

  • サイズによるローテーションを指定した場合
    ログサイズ × (保存するログファイルの世代数 + 1)

  • 時刻によるローテーションを指定した場合
    1日当たりの出力サイズ× (保存するログファイルの世代数 + 1)


※1日当たりの出力サイズは、アプリケーションが出力するログの内容や業務の負荷によって、出力サイズや採取回数が異なることを考慮してください。GlassFish Serverインスタンスの起動および終了処理だけで約0.009Mバイトのログが出力されます。

※Java VMログサイズ、保存するログファイルの世代数は、PCMIプロファイルに指定した値です。

HTTPアクセスログ(注2)

  • GlassFish Serverクラスターの場合
    [運用資産格納ディレクトリー]\nodes\localhost-domain1\<GlassFish Serverインスタンス名>\logs\access

  • DASの場合
    [運用資産格納ディレクトリー]\domains\domain1\logs\access

  • GlassFish Serverクラスターの場合
    [運用資産格納ディレクトリー]/nodes/localhost-domain1/<GlassFish Serverインスタンス名>/logs/access

  • DASの場合
    [運用資産格納ディレクトリー]/domains/domain1/logs/access

  • サイズによるローテーションを指定した場合
    ログサイズ × (保存するログファイルの世代数 + 1)

  • 時刻によるローテーションを指定した場合
    1日当たりの出力サイズ × (保存するログファイルの世代数 + 1)

  • 1日間隔によるローテーションを指定した場合
    1日当たりの出力サイズ × (保存するログファイルの世代数 + 1)


※ログサイズ、保存するログファイルの世代数は、HTTPサービスの定義項目で指定した値です。

IIOPアクセスログ(注3)

  • GlassFish Serverクラスターの場合
    [運用資産格納ディレクトリー]\nodes\localhost-domain1\<GlassFish Serverインスタンス名>\logs\iiop

  • DASの場合
    [運用資産格納ディレクトリー]\domains\domain1\logs\iiop

  • GlassFish Serverクラスターの場合
    [運用資産格納ディレクトリー]/nodes/localhost-domain1/<GlassFish Serverインスタンス名>/logs/iiop

  • DASの場合
    [運用資産格納ディレクトリー]/domains/domain1/logs/iiop

IIOPアクセスログのログサイズ × (保存するログファイルの世代数 + 1) (注4)

IIOPアクセスログ

HTTPトレースログ(注2)

  • GlassFish Serverクラスターの場合
    [運用資産格納ディレクトリー]\nodes\localhost-domain1\<GlassFish Serverインスタンス名>\logs\http

  • DASの場合
    [運用資産格納ディレクトリー]\domains\domain1\logs\http

  • GlassFish Serverクラスターの場合
    [運用資産格納ディレクトリー]/nodes/localhost-domain1/<GlassFish Serverインスタンス名>/logs/http

  • DASの場合
    [運用資産格納ディレクトリー]/domains/domain1/logs/http

HTTPトレースログのログサイズ × (保存するログファイルの世代数 + 1)


※ログサイズ、保存するログファイルの世代数は、HTTPサービスの定義項目で指定した値です。

GlassFishのインストールログ

システム環境変数TEMP

C:\Interstage\glassfish5

システム環境変数windir

/tmp

/opt/FJSViaps/glassfish5

最大10Mバイト

GlassFish、および、PCMIサービスのインストール・アンインストールトラブル時の調査ログ

PCMIサービストレースログ

[運用資産格納ディレクトリー]\pcmi\trace

[運用資産格納ディレクトリー]/pcmi/trace

最大18Mバイト

PCMIサービス運用トラブル時の調査ログ

配備アプリケーション一時ファイル

システムプロパティ”java.io.tmpdir”指定のディレクトリー

配備するアプリケーションの構成に依存します。

なお、大容量、および多数の配備モジュールを配備する場合、開発環境でアプリケーションの配備を行い、生成物の容量を事前に確認することを推奨します。

ファイル名gendContent*.zip(*は任意の文字列)

が作成されます。本ファイルはDAS停止時に削除されます。

GlassFish Serverインスタンスの一時ディレクトリー

システムプロパティ”java.io.tmpdir”指定のディレクトリー

0.0005Mバイト×GlassFish Serverインスタンス数

ディレクトリー名fileinstall-* (*は任意の文字列)

が作成されます。本ファイルは作成したGlassFish Serverインスタンスの停止時に削除されます。

リポジトリーの同期化処理の一時ファイル

システムプロパティ”java.io.tmpdir”指定のディレクトリー

0.001Mバイト×GlassFish Serverインスタンス数

ファイル名mt.*.xml (*は任意の文字列)が作成されます。本ファイルはリポジトリーの同期化処理の完了時に削除されます。

モニタロギングのログ(注1)

  • GlassFish Serverクラスターの場合
    [運用資産格納ディレクトリー]\nodes\localhost-domain1\<GlassFish Serverインスタンス名>\logs

  • DASの場合
    [運用資産格納ディレクトリー]\domains\domain1\logs

  • GlassFish Serverクラスターの場合
    [運用資産格納ディレクトリー]/nodes/localhost-domain1/<GlassFish Serverインスタンス名>/logs

  • DASの場合
    [運用資産格納ディレクトリー]/domains/domain1/logs

  • サイズによるローテーションを指定した場合
    ログサイズ × (保存するログファイルの世代数 + 1)

  • 時刻によるローテーションを指定した場合
    1日当たりの出力サイズ× (保存するログファイルの世代数 + 1)


※1回当たりの出力サイズは、監視する情報の数によって異なりますが、ログファイル1つにつき約0.0001Mバイト~0.0005Mバイトです。

※1日当たりの採取回数は、監視サービスの定義項目で設定した採取間隔により決まります。

採取間隔の指定単位は秒のため、「86400÷採取間隔」で1日当たりの採取回数を求めることができます。

※ログサイズ、保存するログファイルの世代数は、ロガーの定義項目で指定した値です。

  • GlassFish Serverクラスターの場合


    [運用資産格納ディレクトリー]\nodes\localhost-domain1\[GlassFish Serverインスタンス名]\logs\admin


    [運用資産格納ディレクトリー]/nodes/localhost-domain1/[GlassFish Serverインスタンス名]/logs/admin

  • DASの場合


    [運用資産格納ディレクトリー]\domains\domain1\logs\admin


    [運用資産格納ディレクトリー]/domains/domain1/logs/admin

  • GlassFish Serverクラスターの場合
    最大 12Mバイト

  • DASの場合
    最大 306Mバイト

注1)
  このディレクトリーは、ロガーの定義項目で変更可能です。

2)
  このディレクトリーは、HTTPサービスの定義項目で変更可能です。

注3)
  このディレクトリーは、IIOPサービスの定義項目で変更可能です。IIOPサービスの定義項目については、「8.8.4 IIOPサービスの定義項目」を参照してください。

4)
  ログサイズおよび保存するログファイルの世代数は、IIOPサービスの定義項目の値です。