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Interstage Application Server V13.0.0 GlassFish 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

4.20.1 呼び出される側のサーバーの設定

GlassFish Serverクラスターの作成

作成したGlassFish Serverクラスターに対して以下の2つの項目を設定してください。

定義項目

設定内容

非フラグメントモード

ORBの送信データが分割しないようにするため、Java VMオプション(システムプロパティ)に以下の値を設定してください。

-Dcom.sun.corba.ee.giop.ORBGIOP12BuffMgr=GROW

本プロパティを設定するという方法で、最大メッセージ分割サイズの設定値にかかわらず、送信データが分割されなくなります。

ホスト名の指定

「IIOPリスナー」の「ネットワークアドレス」にサーバーの実IPアドレスまたはホスト名を指定してください。

Java VMオプションの値は、asadminコマンドを使用して変更できます。詳細については、「10.1.16.4 create-jvm-optionsサブコマンド」を参照してください。

IIOPリスナーの設定は、asadminコマンドを使用して変更できます。詳細については、「8.8.4 IIOPサービスの定義項目」を参照してください。

接続先の送信データサイズが256000byteを超える場合は、「6.11.2 通信データサイズに関する注意事項」を参照し、最大受信バッファーサイズの拡張をしてください。

注意

それぞれの負荷分散対象のサーバーに作成されるGlassFish Serverクラスターの定義内容は、各サーバー同じにする必要があります。同じEJBアプリケーションが配備されているGlassFish ServerクラスターのIIOPリスナーのポート番号は、各サーバー同じにしてください。