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Interstage Application Server V13.0.0 GlassFish 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

4.14.8 Ping機能

本製品では、接続プールに設定した定義情報でデータベースへアクセスできるかを確認するためのPing機能を提供します。以下の方法で利用できます。

注意

  • Ping機能ではデータソースクラスに対してgetConnectionメソッドを実行してデータベースへアクセスできるかを確認するため、データベースにアクセスするために使用されないプロパティについてはチェックされない場合があります。

  • Ping機能ではデータベースから接続を取得することに失敗した場合、自動再接続をしません。

  • Ping機能を使用する時、JDBC接続プールの追加プロパティuserおよびpasswordにユーザーIDとパスワードを指定してください。

  • 接続プールの定義情報を更新した場合には、DASを再起動してください。

  • 接続検証が有効、かつ検証方法にtableが指定された場合、テーブル名で指定されたテーブルが該当のデータベースに存在しない場合は、接続テストに失敗します。あらかじめ、指定したテーブルを作成した上で実行してください。

  • 接続プールのトランザクション遮断属性にデータベースがサポートしないトランザクション遮断レベルを指定した場合、接続テストに失敗します。詳細は、JDBCドライバのマニュアルを参照してください。

  • 接続テストに失敗した場合は、「Ping failed Exception -」以降の例外情報を参照して原因を取り除いてください。
    特に、以下のようなクラスやライブラリーが見つからないエラーや、JDK/JREとクラスファイルのバージョンの組み合わせが正しくないエラーが発生する場合には、クラスパスやネイティブライブラリーパスの設定に不足や誤りがないか見直してください。JDK/JREとJDBCドライバのバージョンの組み合わせは各データベースのマニュアルを参照してください。

    • java.lang.NoClassDefFoundError

    • no ライブラリー名 in java.library.path

    • Bad version number in .class file

  • Oracle OCIドライバを使用する場合は、環境変数ORACLE_HOMEを設定してください。ORACLE_HOMEを設定せずに接続テストを実行した場合、OCIドライバの仕様によりDASが停止する可能性があります。誤って実行した結果、DASが停止した場合は、サービスを再度起動してください。

  • JDBCドライバが提供する接続プールを使用する場合、Ping機能で接続テストが成功すると、接続がプールに残存します。Ping機能実行後は、プールに残存した接続を解放するためにDASを再起動してください。