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Interstage Application Server V13.0.0 GlassFish 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

4.14.3 Oracle Thin JDBCドライバ(Type4)

環境変数の設定

Oracle JDBCドライバを動作させるための環境変数の設定例を以下に記載します。JDBCドライバ・格納先ディレクトリーは、必要なJDBCクラス・ライブラリーを格納した任意のディレクトリーです。ドライバを入手するには、OracleのWebページから直接ダウンロードする方法や、Instant Clientをインストールする方法などがあります。詳細は、Oracleのマニュアルを参照してください。環境変数ORACLE_HOMEやTNS_ADMINなどは、必要に応じて設定してください。

クラスパスの設定については「4.14.1 JDBCドライバの環境設定」を参照してください。

設定項目

JDK/JRE

ドライバ・バージョン

設定値 (注1)

クラスパス

8

Oracle18c (18.3)

Oracle19c (19.3)

JDBCドライバ・格納先ディレクトリー\ojdbc8.jar

JDBCドライバ・格納先ディレクトリー\orai18n.jar

JDBCドライバ・格納先ディレクトリー\ucp.jar(注2)

注1) SolarisまたはLinuxの場合、「\」を「/」に読み替えてください。

注2) Oracle Universal Connection Pool (UCP) for JDBC機能を使用する場合にのみ設定が必要です。

接続プールの設定

接続プールの設定に以下を指定してください。
リソースタイプにはデータソースクラスが実装するインターフェイスを指定してください。

パラメタ

指定値

名前

任意の値

リソースタイプ

以下のいずれかを指定してください。

  • javax.sql.ConnectionPoolDataSource

  • javax.sql.DataSource

  • javax.sql.XADataSource

データベースベンダー

Oracle (注1)

データソースクラス名

以下のいずれかを指定してください。

  • oracle.jdbc.pool.OracleConnectionPoolDataSource

  • oracle.jdbc.pool.OracleDataSource

  • oracle.jdbc.xa.client.OracleXADataSource

  • oracle.ucp.jdbc.PoolDataSourceImpl (注2)

  • oracle.ucp.jdbc.PoolXADataSourceImpl (注2)

1) データベースベンダーは、GlassFish Server管理コンソールから接続プールを作成するときにだけ指定してください。

注2) Oracle Universal Connection Pool (UCP) for JDBC機能を使用する場合、oracle.ucp.jdbc.PoolDataSourceImpl、またはoracle.ucp.jdbc.PoolXADataSourceImplを指定してください。


リソースタイプごとに使用するデータソースクラス名については、以下のように指定してください。

リソースタイプ

データソースクラス名

javax.sql.ConnectionPoolDataSource

oracle.jdbc.pool.OracleConnectionPoolDataSource

javax.sql.DataSource

oracle.jdbc.pool.OracleDataSource

oracle.ucp.jdbc.PoolDataSourceImpl

javax.sql.XADataSource

oracle.jdbc.xa.client.OracleXADataSource

oracle.ucp.jdbc.PoolXADataSourceImpl

プロパティ

以下に、JDBCドライバへ設定するプロパティの例を示します。指定可能なプロパティの詳細は、JDBCドライバのマニュアルを参照してください。

プロパティ名

user

ユーザーIDを指定します。

password

パスワードを指定します。

URL

以下を指定します。斜体部分は変数名です。

  • jdbc:oracle:thin:@//host_name:port_number/service_name

IPv4

例) jdbc:oracle:thin:@//127.0.0.1:1521/customer_db_service

IPv6

例) jdbc:oracle:thin:@//[::1]:1521/customer_db_service

ConnectionFactoryClassName(注)

以下のいずれかを指定してください。

データソースクラス名がoracle.ucp.jdbc.PoolDataSourceImplの場合

  • oracle.jdbc.pool.OracleDataSource

データソースクラス名がoracle.ucp.jdbc.PoolXADataSourceImplの場合

  • oracle.jdbc.xa.client.OracleXADataSource

) Oracle Universal Connection Pool (UCP) for JDBC機能を使用する場合、プロパティ名ConnectionFactoryClassNameを指定してください。


注意

プロパティ名userおよびpasswordにユーザーIDとパスワードを必ず指定してください。