ディレクトリーに展開されている配備モジュールを配備します。
GlassFish ServerクラスターおよびDASからディレクトリー内のアプリケーション資産を直接参照するため、中央リポジトリーへの転送は行われません。このため、配備したアプリケーションのディレクトリー名、およびエンタープライズアプリケーションが内包するアプリケーションのディレクトリー名を配備後に変更しないでください。また、iscollectinfoでdeployment descriptorが採取されません。iscollectinfoで調査用の資料採取を行う場合はdeployment descriptorを手動で採取してください。
ディレクトリー展開済みアプリケーションを配備
アプリケーションを展開したディレクトリーを指定して配備します。配備対象のディレクトリーは絶対パスおよびカレントディレクトリーからの相対パスで指定可能です。
例
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C:\Interstage\glassfish5\glassfish\bin\asadmin deploy --name Sample --target Cluster001 C:\apps\MyApp |
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/opt/FJSViaps/glassfish5/glassfish/bin/asadmin deploy --name Sample --target Cluster001 /apps/MyApp |
詳細は、「10.1.9.1 deployサブコマンド」を参照してください。
注意
ディレクトリー内のファイル構成はアプリケーションモジュールで配備する場合と同様のファイル構成である必要があります。アプリケーションモジュールとファイル構成が異なるファイルまたはディレクトリーは無視されます。
例
webモジュールとEJBモジュールを内部に保持するearファイルを展開したディレクトリー
dir:account
|-dir:MyRemoteEjb_jar
| |-dir:com/mycompany
| |-TestUtil.class
| |-dir:ejb/remote/MyRemote
| |-MyRemote.class
| |-MyRemoteClass.class
| |-MyRemoteHome.class
|-dir:account_war
|-index.jsp
|-dir:WEB-INF
|-glassfish-web.xml
|-web.xml
|-dir:classes
|-dir:com/fujitsu/appsrv/sample
|-AccountManager.classdir: ディレクトリー
ディレクトリー展開済みアプリケーションの配備機能は、以下に記述するアプリケーションの種類だけで使用可能です。
エンタープライズアプリケーション
Webアプリケーション
EJBアプリケーション
コネクタモジュール
ライフサイクルモジュール、アプリケーションクライアントモジュールではディレクトリー配備の機能は使用できません。
またエンタープライズアプリケーションの構成には以下の注意点があります。
エンタープライズアプリケーションに含めるアプリケーションはそれぞれディレクトリー展開し、それぞれのアプリケーションの先頭のフォルダー名が下記となるようにしてください。
Webアプリケーション(アプリケーション名.war) ⇒ アプリケーション名_war
EJBアプリケーション(アプリケーション名.jar) ⇒ アプリケーション名_jar
リソースアダプタ(アプリケーション名.rar) ⇒ アプリケーション名_rar
展開されていないアプリケーションが含まれている場合、または上記のフォルダー名の命名規則に従わない場合、それらのアプリケーションは配備時に無視されます。