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Interstage Application Server V13.0.0 GlassFish 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

2.24.4 IIOP通信クライアントの無通信監視機能

IIOPサービスでは、クライアントからリクエスト送信する際に、サーバーへの無通信状態を監視して一定時間通信が行われていなければ、コネクションを切断後、再接続できます。
本監視機能の設定は、クライアントのJava VMまたはGlassFish ServerクラスターでJava VMオプションとして指定します。

プロパティ名

com.fujitsu.appsrv.corba.ee.transport.ORBClientIdleConnectTimeouts

設定値

タイムアウト時間(ミリ秒)

値の範囲

0~2147483647

「0」を設定した場合、クライアント側無通信監視は行いません。
範囲外の値を指定した場合、アプリケーションにUTIL6009メッセージが通知されます。
GlassFish Serverクラスターに範囲外の値を指定した場合、GlassFish Serverクラスターの起動時にUTIL6009メッセージが通知されますが、GlassFish Serverクラスターは正常に起動します。

デフォルト値

480000 (8分)

設定方法

本監視機能を使用した場合、負荷分散装置(IPCOM)やファイアウォールの無通信監視時間などにより、サーバーからコネクション切断が行われていた時に、クライアント側で新しくコネクションが作成されるため、クライアントからの接続が正常に実施されます。